サイド

精選版 日本国語大辞典 「サイド」の意味・読み・例文・類語

サイド

(side)
[1] 〘名〙
① (具体的に) ある物の片方の側。横。側面。わき。
風俗画報‐二八六号(1904)第一回旅順海戦の負傷者「此弾丸は上甲板艦長予備室のサイドを破り、艦内に止りたりと云ふ」
② (抽象的に) 当事者のうちの一方の側。またその立場。接尾語的に用いることもある。
※新西洋事情(1975)〈深田祐介〉泣いてパリ馬謖を斬る「もちろんお祈りも一所懸命やらにゃあかんけれども、同時に相手の神様のサイドのことも考えなきゃいかん」
③ (スポーツなどで) 敵、味方それぞれの陣地
[2] 〘語素〙 他の外来語の前に付いて、補助的、副次的、片手間などの意を表わす。「サイドビジネス」「サイドブレーキ

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デジタル大辞泉 「サイド」の意味・読み・例文・類語

サイド(side)

わき。側面。「両サイド」「プールサイド
サッカー・ラグビー・テニスなどのスポーツで、陣地。
対立するものの、一方の側。立場。「住民サイド
副次的であること。従的であること。「サイドワーク」
[類語](1側面横腹横っちょ/(3一方片方片一方片割れ他方一面半面他面側面片側片面片端一端一半一環片鱗一面的一方的

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイド」の意味・わかりやすい解説

サイド
Saidu

パキスタン北部,カイバル・パクトゥンクワ州マラカンド県にある町。ペシャワル北東約 105km,スワート高原地帯の中腹部,スワート川沿岸に位置する。この地方の商業中心地で,雑穀動物油脂などの集散地スワート地区とペシャワルを結ぶ国道終着点にある。人口約 1万。

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世界大百科事典(旧版)内のサイドの言及

【皮∥革】より

…ハイドは大動物(ウシ,ウマなど)の皮で,アメリカ,カナダ規格では皮重量25ポンド(約11kg)以上のもの,スキンはそれ以下のもので,幼動物または小動物(子ウシ,ヒツジ,ブタなど)の皮をさす。ハイドはその使用目的によって原料皮,または革になったとき,サイドside(背線での半裁),ショルダーshoulder(肩部),バットbutt(背部),ベリーbelly(腹部)などに裁断されることがある(図)。 動物からはいだままの生皮は腐敗しやすいので,ただちに乾燥(乾皮),塩づけ(塩蔵皮),塩づけののち乾燥(塩乾皮),防腐剤で処理後,乾燥(薬乾皮)などの方法で保存される(仕立て,キュアリング)。…

※「サイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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