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シェルドン Sheldon, Edward Austin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シェルドン
Sheldon, Edward Austin

[生]1823. ニューヨーク,ベリセンター
[没]1897. ニューヨーク,オスウィーゴ
アメリカの教育家。オスウィーゴで児童福祉事業に関係したのちシラキューズの教育長を経て 1853年オスウィーゴの教育長に就任,学校制度の改革に努力。 61年市立師範学校の設立に貢献,翌年初代校長となり,没するまで約 35年間在任。同校は 66年に州立となり,シェルドンの指導のもとでアメリカのペスタロッチ主義教育運動の中心となった。日本の高嶺秀夫も 75~78年同校に留学してシェルドンの指導を受け,帰朝後開発主義教育の普及に努めた。主著『小学校教授便覧』A Manual of Elementary Instruction (1862) は明治 10年代に日本にもたらされ,この書を基にして,日本のペスタロッチ主義教育の指針として重用された『改正教授術』 (若林虎三郎・白井毅編,83) が刊行された。

シェルドン
Sheldon, Edward Brewster

[生]1886.2.4. シカゴ
[没]1946.4.1. ニューヨーク
アメリカの劇作家。社会的なテーマを写実的に描いた『サルベーション・ネル』 Salvation Nell (1908) でデビューし,『ニガー』 The Nigger (09) ,『ボス』 The Boss (11) ,『ロマンス』 Romance (13) などの作品によって,オニール出現以前の劇壇で高く評価された。

シェルドン
Sheldon, Gilbert

[生]1598. スタッフォードシャー
[没]1677. ロンドン
イギリスの聖職者。 1622年オックスフォード大学講師,36年同学寮長。クラレンドン (伯) フォークランド (子) の友人で,清教徒革命では国王派を支持し,45年国王側と議会側が事態収拾を協議したアクスブリッジ会談の国王側委員の一人。そのため,47年学寮長を罷免され,翌 48年投獄された。 60年王政復古によりロンドン主教,63年カンタベリー大主教。国教会右派の高教会派で,礼拝統一法のきびしい施行を要求したが,非国教徒に寛容な面もあった。ロンドン大火後のセントポール聖堂の再建に尽力し,69年オックスフォード大学に C.レンの設計したシェルドン劇場を寄付した。

シェルドン
Sheldon, Henry Clay

[生]1845
[没]?
アメリカのメソジスト派神学者。ボストン神学校に学び,ライプチヒに遊学 (1874~75) 。帰国後母校で歴史学教授 (75~95) ,同組織神学教授 (95~?) 。カルバン主義と自由主義神学を避け,福音主義的アルミニウス主義 (→アルミニウス派 ) を主張。主著"History of Christian Doctrine" (2巻,86) ,"History of the Christian Church" (5巻,94) 。

シェルドン
Sheldon, William Herbert

[生]1898.11.19. ロードアイランド,ウォーウィック
[没]1977.9.19. マサチューセッツ,ケンブリッジ
アメリカの心理学者。コロンビア大学体質研究所所長。体型と気質に関する類型学的研究で著名。主著『気質の種々相』 The Varieties of Temperament (1942) ,『非行少年』 The Varieties of Deliquent Youth (49) など。

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世界大百科事典 第2版の解説

シェルドン【William Herbert Sheldon】

1899‐1977
アメリカの医学者,心理学者。シカゴ大学で1926年に心理学の,33年に医学の学位を得た。その後チューリヒに遊学し,ユング,S.フロイト,クレッチマーの面識を得た。36年シカゴ大学の心理学教授になり,38年ハーバード大学に移り,47年コロンビア大学の体質研究所所長となった。クレッチマーを含めた既成の性格体型の分類法に飽き足らず,独自の体質心理学の立場から主として正常人を対象にして,身体の形態学・生理学的特質と行動心理との関係を(1)内胚葉型(内臓緊張性),(2)中胚葉型(身体緊張性),(3)外胚葉型(脳緊張性)に分類した。

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367日誕生日大事典の解説

シェルドン

生年月日:1899年11月19日
アメリカの心理学者
1977年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内のシェルドンの言及

【気質】より

…しかしこの関係はクレッチマーが最初に考えたほど単純なものではなく,これに批判的な学者も少なくない。 なお,気質と体型との関連についてはフランスのC.シゴーやアメリカのシェルドンの研究も有名で,とくにシェルドンのそれ(1940‐42)は,正常者の検討から出発しながら,結果的にクレッチマーの気質類型論と共通する点が少なくないため,成書でもしばしば引用される。シェルドンによると,社交的で生活をたのしむ〈内臓(緊張)型〉,積極的で大胆な〈身体(緊張)型〉,非社交的で生理的に過敏な〈頭脳(緊張)型〉という3種の気質がみとめられ,これらはそれぞれ,消化器官のよく発達した〈内胚葉型〉,筋骨のよく発達した〈中胚葉型〉,皮膚と神経系のよく発達した〈外胚葉型〉という3種の体型に対応しているという。…

【体型】より

K.コンラートは体質型を成長傾向の表現としてとらえ,(1)細長形態,(2)肥満形態,(3)標準形態,(4)発育不良型,(5)発育亢進型,(6)形成不全型,(7)形態不全型に分け,両極性に基づく新しい類型図式を完成した。シェルドンは,発生学的根拠から体格の基本成分を胎生期における胚葉の分化に結びつけ,(1)内胚葉型(内臓型),(2)中胚葉型(身体型),(3)外胚葉型(頭脳型)に分類した。体(からだ)気質【飯田 真】。…

【犯罪学】より

クレッチマーは体質生物学的研究に基づいて人間の体型を肥満型,細長型,闘士型(および形成不全型)とに分け,これが気質に関する循環性,分裂性,粘着性の3類型とそれぞれ親和性のあることを指摘してその後の体質と犯罪についての研究に大きな影響を与えた。同様の研究はアメリカにおいても,シェルドンの体型と気質の分類を基としたグリュックS.Glueckの研究などがある。またランゲJ.Langeは双生児研究の手法を犯罪学に導入し,《運命としての犯罪》(1929)を著し,遺伝と犯罪に関する研究の道を開いた。…

※「シェルドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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