シデ(英語表記)Sidē

翻訳|side

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シデ
Sidē

小アジアのパンフリア沿岸にあった古代の港町。現トルコのセリミエ。前 15世紀頃に建設されたといわれ,前7~6世紀にキュメの植民地となったが異民族の要素が強く,ギリシア人から悪徳の町と評された。良港に恵まれ,前 333年アレクサンドロス3世 (大王) が占領。前 190年にセレウコス朝シリアの王アンチオコス3世が海戦で敗れたことで知られる。前2~1世紀にはキリキアの海賊の根拠地となった。のちローマ領となり繁栄したが4世紀には衰退。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

シデ(Side)

小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの東約65キロメートルに位置する。紀元前7世紀にイオニア人が建設し、紀元前4世紀にアレクサンドロス3世に征服された。1世紀から2世紀にかけて古代ローマ帝国の植民地パンフィリア地方の主要都市として栄え、円形劇場、神殿などの遺跡がある。スィデ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シデ
しで / 四手
[学]Carpinus

カバノキ科のアカシデ、イヌシデクマシデなどクマシデ属の総称。落葉高木または小高木。葉は互生し、縁(へり)には鋸歯(きょし)または重鋸歯があり、雌雄同株で、雌雄両花序ともに芽中で越冬し、春の開芽とともに開く。雄花序は開花とともに垂れ下がる。雌花序は枝先につき、熟すと垂れ下がって果穂となる。果穂には多くの包葉がつき、その基部に米粒大の堅果ができる。山地の森林内に、ほかの木に混じって生えることが多い。北半球の温帯や暖帯に約20種あり、日本には5種分布する。名は、果穂が垂れ下がる状態を、注連縄(しめなわ)や玉串(たまぐし)などに下げる四手(しで)に見立てたものである。[菊沢喜八郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

シデの関連情報