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ゾル sol

翻訳|sol

百科事典マイペディアの解説

ゾル

液体を分散媒とする流動性に富むコロイドをいう。粒子サイズがコロイドとみなせる懸濁液乳濁液の総称。広義には気体を分散媒とする煙霧質(エーロゾル)も含める。分散媒が水の場合をヒドロゾル,有機溶媒の場合をオルガノゾルという。
→関連項目コロイドチキソトロピービニル鋼板

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岩石学辞典の解説

ゾル

コロイド溶液と同じ.液体を分散媒とし,固体を分散粒子とするコロイド[長倉ほか : 1998].

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栄養・生化学辞典の解説

ゾル

 分散媒が液体状態であるコロイド.コロイド粒子が溶液内に均一に分散し,凝固していない状態のコロイド液.

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世界大百科事典 第2版の解説

ゾル【sol】

金コロイド,ポリスチレン・ラテックスの分散系のように,固体の分散粒子が液体の分散媒に浮遊するコロイド分散系で,流動性に富む場合をゾルといい,流動性に乏しく重力に抗して形状を維持できる場合をゲルという。水を分散媒とするものをヒドロゾルhydrosol,ベンゼンや植物油など有機溶媒を分散媒とするものをオルガノゾルorganosolという。ヒドロゾルのうち,金や酸化鉄のゾルのように,比較的不安定で微量の電解質添加により容易に凝結するものを疎水性ゾルhydrophobic solといい,ゼラチン水溶液のように,非常に安定で大量の電解質の添加によって初めて塩析されるものを親水性ゾルhydrophilic solという。

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大辞林 第三版の解説

ゾル【Sol】

コロイド粒子が液体の中に分散し、全体が流動性を示すもの。液体が水のときはヒドロゾル、有機溶媒のときはオルガノゾルという。卵白・牛乳などがその例。コロイド溶液。また、コロイド粒子が気体中に分散したものをエーロゾルといい、広義には、これも含める。 → ゲル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゾル
ぞる
sol

液体中に微粒子の分散質(コロイド粒子、粒径が0.1マイクロメートル程度)が分散し、かつ流動性を保持しているものをいう。分散媒が水のものはヒドロゾルという。固体や液体の微粒子が空気その他の気体の分散媒に分散、浮遊している系もゾルに含めることがあるが、こちらはむしろエーロゾル(浮遊微粒子、煙霧質。エアロゾルともいう)として区別することが多くなった。ゾルがところてんやゼラチンのようにゼリー状に固化したものをゲルという。なお、ゾルはドイツ語読みで、英語ではソルという。通常の溶液と異なる性質をいろいろと示すが、チンダル現象などは顕著なものの一つである。[山崎 昶]
『近藤保・鈴木四朗著『入門 コロイドと界面の科学』(1994・三共出版) ▽北原文雄著『界面・コロイド化学の基礎』(1994・講談社)』

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世界大百科事典内のゾルの言及

【コロイド】より

…しかしこの三次元網目構造をつくる分子鎖の会合はそれほど強くないので,温度が高くなり分子鎖の運動が激しくなるとほどけて液体状態となる。これをゾルという。外力が加わっても分子鎖の結合がほどけてゾルとなり,放置すると再びゲルとなる。…

※「ゾル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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