コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ダーダネルス海峡 ダーダネルスカイキョウ

6件 の用語解説(ダーダネルス海峡の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ダーダネルス‐かいきょう〔‐カイケフ〕【ダーダネルス海峡】

Dardanelles》トルコ北西部、マルマラ海エーゲ海との間にある海峡。古くから黒海地中海とを結ぶ交通の要衝。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

ダーダネルス海峡【ダーダネルスかいきょう】

トルコ名はチャナッカレ海峡トルコ西端,エーゲ海マルマラ海を結ぶ海峡で,北はゲリボル半島,南は小アジアである。幅1.2〜6.5km,長さ約70km。魚類が豊富。
→関連項目アナトリアキュチュク・カイナルジャ条約ゲリボル半島黒海

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ダーダネルスかいきょう【ダーダネルス海峡 Dardanelles Straits】

トルコ北西部,ヨーロッパアジアを分断し,エーゲ海マルマラ海を結ぶ海峡。呼称は,沿岸にあった古代ギリシア植民都市ダルダノスに由来する。トルコ語名はチャナッカレÇanakkale海峡。全長約61km,幅1.2~6.4km,平均水深55m(最深部は92m)。マルマラ海の寒流とエーゲ海の暖流が海峡で激しく交錯して豊かな漁場を形成する。アジア側の町チャナッカレは漁業と缶詰工業が盛んである。 古代にはヘレスポントスHellēspontosとよばれ,14世紀までビザンティン帝国の重要な水路であったが,15世紀以降オスマン帝国が航行権を独占してきた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ダーダネルスかいきょう【ダーダネルス海峡】

〔Dardanelles〕 トルコ北西部のマルマラ海とエーゲ海とを結ぶ海峡。ボスポラス海峡とともに黒海と地中海を連絡し、アジアとヨーロッパとを分ける重要な水路で、古来戦略・通商上の要地。古称ヘレスポント海峡。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダーダネルス海峡
ダーダネルスかいきょう

チャナッカレ海峡」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダーダネルス海峡
だーだねるすかいきょう
Dardanelles

エーゲ海とマルマラ海の間にある海峡。ボスポラス海峡とともにアジアとヨーロッパを分かつ海峡で、古くからの交通の要衝である。長さ61キロメートル、幅は1.9~6.4キロメートル。古代はヘレスポントス海峡とよばれて、黒海と地中海を結ぶ貿易路を支配した。トロイの繁栄はこれに基づいていた。ギリシア植民市としてアビトス、セストスが海峡の両岸に成立した。ペルシア戦争では、アケメネス朝クセルクセス1世の大軍がこの海峡を通過した。アレクサンドロス大王紀元前334年、ペルシア遠征のためこの海峡を渡った。ローマ帝国の支配下に入ったダーダネルス海峡は、コンスタンティノープル建設後、地中海への出口として重要性を増した。イスラム勢力や第4回十字軍もこの海峡を海路通過した。オスマン帝国オルハン・ベイは1356年、ダーダネルスを渡り、ガリポリを占領しヨーロッパに進出した。1453年コンスタンティノープルがオスマン帝国に占領されると、海峡は地中海からの海上航路としてのみ外国商船に開放された。
 18世紀以降、ロシアの南下政策が進行すると、ボスポラス海峡とともに国際関係の重要地点の一つとなった。ギリシア独立戦争後、オスマン朝とロシアの間で締結されたアドリアノープル条約で、海峡はロシアの完全自由航行権が保障され、1833年には、エジプト事件を理由に、ロシアの軍事支配が行われた。その後、1841年、海峡条約により海峡の中立が規定された。クリミア戦争後のパリ条約で、海峡の軍艦通行が禁止された。ロシア・トルコ戦争のロシア勝利によってサン・ステファノ条約が1876年締結され、両海峡の自由通航権をロシアが得た。しかし同年のベルリン条約によりサン・ステファノ条約は破棄された。第一次世界大戦後、1920年、セーブル条約により海峡は国際海峡委員会が管理した。1936年、モントルー条約によって新生トルコ共和国は、ダーダネルス海峡の管理権を手に入れることができた。[設楽國廣]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のダーダネルス海峡の言及

【海峡問題】より

…一般には黒海と地中海を結ぶダーダネルス,ボスポラス両海峡の軍艦の通航権をめぐる国際紛争を指す。今日では重要な海上輸送路にあたるマラッカ,ホルムズ両海峡,さらに,海軍力の通過する他の海峡についても関心がはらわれている。海峡は,歴史的に,異なる文明や地域間の十字路として象徴的な意味が与えられてきた。とくに,頻繁な海上交通路にあたる海峡付近には交易の拠点が,戦略上の重要性が意識される海峡には軍事基地が,設けられてきた。…

※「ダーダネルス海峡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ダーダネルス海峡の関連情報