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デュエム デュエム Duhem, Pierre Maurice Marie

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュエム
デュエム
Duhem, Pierre Maurice Marie

[生]1861.6.10. パリ
[没]1916.9.14. カブルスピーヌ
フランスの理論物理学者,哲学者,科学史家。 1882年エコールノルマル・シュペリュール (高等師範学校) を卒業。 87年リール,93年レンヌの講師を経て,95年ボルドー大学物理学教授。理論物理学者としては熱力学の権威。

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デジタル大辞泉の解説

デュエム(Pierre Maurice Marie Duhem)

[1861~1916]フランスの物理学者・科学史家。パリの生まれ。ボルドー大学教授。決定実験の不可能性を唱えるなど、熱力学や熱化学に業績を残す。また、中世科学史を研究、「暗黒の中世」観をただす端緒となるとともに、科学史という学問分野の成立に寄与した。著「物理理論の目的と構造」「世界の体系」など。

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百科事典マイペディアの解説

デュエム

フランスの物理学者,科学史家。エコール・ノルマル・シュペリウールを出て,1895年ボルドー大学教授。マッハ主義に立脚しエネルギー論を展開。力学史,中世・ルネサンス時代の物理学史を研究,著書多数。

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世界大百科事典 第2版の解説

デュエム【Pierre‐Maurice‐Marie Duhem】

1861‐1916
フランスの物理学者,科学哲学者,科学史家。フランス語の発音習慣に従えばデュアンと表記すべきかもしれないが,今日国際的にもほぼデュエムで通用する。科学史,科学哲学という学問分野が成立するうえで,最も重大な影響をもち,両分野で現在でさえ新鮮な内容の著作を数多く残し,さらに物理学上の仕事も無視できない。パリに生まれ,高等教育以前すでに,古典語,歴史,さらに科学技術に対する関心と,抜群の能力を示し,結局カトリック信仰を重んじる意向から人文系中心のエコール・ノルマル・シュペリウールへ進学した。

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大辞林 第三版の解説

デュエム【Pierre-Maurice-Marie Duhem】

1861~1916) フランスの物理学者・科学史家。熱力学や熱化学に業績を残す一方、中世科学史研究を通じて「暗黒の中世」観をただす端緒を与えるとともに、科学史という学問そのものの成立にも寄与した。

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世界大百科事典内のデュエムの言及

【科学史】より

… 次にこうして集積されたデータを基にして,ある歴史観あるいは解釈を加えて,なんらかの筋の通った歴史を構成しようとする試みが生まれてくる。フランスの物理学者P.デュエムや,ロシアに生まれ,最後はアメリカに渡ったA.コイレの一連の仕事を先駆として,アメリカのギリスピーC.C.Gillispieの《客観性の刃》(1960。邦題《科学思想の歴史》)に至るさまざまな科学史書が,その範疇(はんちゆう)に入ると思われる。…

【レオナルド・ダ・ビンチ】より

…たとえば〈慣性の原理〉〈力の平行四辺形〉〈落体の法則〉〈槓杆(さおばかり)の原理〉〈斜面の原理〉〈重心〉や〈能率〉の概念などである。しかしその後中世科学史の研究が進展するに従って,レオナルドにより表現されているこれらの原理や概念は,P.M.M.デュエムが《レオナルド・ダ・ビンチ研究》3巻(1906‐13)で明らかにしたように,すでに13世紀から14世紀にかけてヨルダヌスやビュリダンやザクセンのアルベルトやパルマのブラシウスBlasius(1345ころ‐1416)により先取りされ定式化されていたものであり,アリストテレス,エウクレイデス(ユークリッド),アルキメデスのようなギリシア科学の遺産ともども,こうした中世科学の成果を,どのような経路でレオナルドが手に入れたかという事情も,今日ではしだいに明らかとなってきた。しかしだからといって,レオナルドを〈近代科学の先駆者〉から〈中世科学の剽窃者〉(デュエム)におとしめることがはたして正しいだろうか。…

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