漢字表記地名「泊」のもとになった地名。クナシリ島南端の湾口に位置し、コタン名のほか湊(泊)の名称としても記録されている。天保郷帳には「クナシリ嶋」のうちに「トマリ」とみえ、当地一帯は近代に入り泊村に包含された。仮名表記は「トマリ」のほかには異表記をみない。漢字表記は「登麻利」(児山「蝦夷日記」)がみられる。語義について木村「蝦夷日記」は「日本ニテ云澗かゝり、湊ノ類語」(寛政一〇年六月二九日条)と記し、「東夷周覧」は「止ルト云事ナリ、休泊ノ所故ニ舟トマリト云。意ニテ日本人トマリト云習ハシケルヲ、夷人聞覚ヘテトマリト唱ヘ来レルト云」と日本語に由来するとする。「蝦夷日誌」(三編)には「訳而船泊りなり。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
南樺太(からふと)(サハリン)西海岸の小都市。1945年(昭和20)以前の日本領時代には泊居(とまりおる)と称した。
[編集部]
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