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トルン Thorn, Gaston

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トルン
Thorn, Gaston

[生]1928.9.3. ルクセンブルク
[没]2007.8.26. ルクセンブルク
ルクセンブルクの政治家。第2次世界大戦後スイスとパリの大学で法学を学んだ。 1957年ルクセンブルク市評議会議員。 1959年国会議員兼ヨーロッパ議会 Council of Europe議員。 1961年以来民主党党首。 1968年外務大臣。 1974年首相兼外相。 1975~76年国連総会議長。 1976年ヨーロッパ共同体 EC理事会議長,1981~84年 EC委員長。ヨーロッパ統合の推進者。

トルン
Toruń

ポーランド北部,クヤフスコ・ポモルスキェ県の県都。ドイツ語ではトーン Thorn。ウィスワ川の右岸,河口のグダニスクと中流のワルシャワとのほぼ中間,ビドゴシュチの東方に位置する。 1230~31年にドイツ騎士団が城を築き,以後交易都市として繁栄。 14世紀にはハンザ同盟に加盟。 1793年の第2次ポーランド分割以来,1807~15年のワルシャワ公国時代を除き,1919年までプロシア領であった。化学,機械,電機,繊維などの工業が行なわれ,中世からの伝統をもつ菓子製造も盛ん。旧市街を中心に中世の建物が多く残る町並みは,1997年世界遺産の文化遺産に登録。 14世紀の市庁舎,ゴシック様式の三つの聖堂,かつての盛んな穀物取り引きを偲ばせる倉庫群,川沿いの城壁跡,ポモージェ地方の遺物を集めた民俗博物館などがある。ニコラウス・コペルニクス (ポーランド語でミコワイ・コペルニク,1473~1543) の生地で,銅像および名前を冠した大学 (1945創立) がある。人口 21万 1243 (2002) 。

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デジタル大辞泉の解説

トルン(Toruń)

ポーランド中北部の工業都市ビスワ川に沿う。13世紀にドイツ騎士団の拠点が置かれ、中世より貿易の中継地として栄えた。旧市庁舎、聖母マリア教会聖ヨハネ大聖堂、ドイツ騎士団城跡など、13世紀から14世紀にかけての歴史的建造物が数多く残り、1997年に「中世都市トルン」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。地動説を唱えた天文学者コペルニクスの生地でもある。

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百科事典マイペディアの解説

トルン

ポーランド中北部の琥珀の交易で栄えた中世都市。ビスワ川沿岸に位置するトルンは,バルト海で産する琥珀をワルシャワやクラクフへ輸送する中継基地として栄えた。14世紀から15世紀には大いに繁栄して商業中心地になり,ポーランド有数の都市になった。

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世界大百科事典 第2版の解説

トルン【Toruń】

ポーランド中北部,同名県の県都。人口20万3800(1995)。ワルシャワの北西180kmにあり,ビスワ川中流右岸に発達する工業・商業都市で,鉄道,道路,河港により交通上の重要地点。コペルニクスの生誕地としても有名である。町は1231年に記録に現れ,商業中心地として繁栄したが,ドイツ騎士修道会の東漸の拠点となった。13~17世紀のドイツ風の建物が多く,市場を中心にゴシックの教会,城壁跡などがある。【山本 茂】

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