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ドラマトゥルギー 〈ドイツ〉Dramaturgie

百科事典マイペディアの解説

ドラマトゥルギー

演劇の本質や方法に関する理論の総称。劇作術,戯曲構造論から演出論,演劇評論までを含む。アリストテレスの《詩学》が最も古く,今日に至るまで規範化されている。以後,ディドロレッシングフライタークなどの演劇論があるが,現代ではG.スタイナーの悲劇論など,単なる演劇論の枠を超え,ドラマトゥルギーから人間の世界観を捉える試みがなされている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドラマトゥルギー【Dramaturgie[ドイツ]】

広くは演劇観一般を意味し,狭くは具体的な劇作法・劇作術をさす言葉であるが,これが一つの術語として確立していることが,演劇という芸術の本質的な一面を暗示しているといえる。現代語には文学観の全体を示す〈詩学poetics,Poetik(ドイツ語)〉という言葉はあるが,個々のジャンルについて,たとえば抒情詩観を一語で表す成語はないし,小説作法を意味する単独の術語もないからである。古来,演劇はとくにその方法論について意識的な芸術であり,その伝統が,近代のドイツにいたってこの独特の術語を生んだと考えられる。

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世界大百科事典内のドラマトゥルギーの言及

【演劇】より

…〈演じる者〉には〈演じて見せるもの〉があるということである。 こうして,〈見る者〉すなわち〈観客〉(見物,観衆)と,〈演じて見せる者〉すなわち〈演戯者〉(演者,役者,俳優)と,この両者を一つに集める空間すなわち〈劇場〉(常設とは限らない)と,そして演戯者によって〈演じられるもの〉すなわち〈行動を組み立てる術とその成果〉という意味での〈劇作術〉Dramaturgie(ドラマトゥルギー,ドイツ語),dramaturgie(ドラマチュルジー,フランス語)の四つが,演劇にとって不可欠の4要素である。なお劇作術は文字で表されるとは限らないが,文字で表したものは〈台本〉または〈戯曲〉と呼ぶ。…

※「ドラマトゥルギー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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