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ドロマイト dolomite

翻訳|dolomite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドロマイト
dolomite

三方晶系に属する鉱物で,理想的化学組成は CaMg(CO3)2 で複炭酸塩。色は白,灰色などを呈し,ガラス光沢がある。劈開は に完全。比重約 2.9 ,硬度 3.5~4 。日本名で苦灰石白雲石などと呼ばれる。なお,正しくはドロマイトは鉱物名であるが,この鉱物を含む岩石としても用いられている。石灰岩などを伴って,堆積岩として広く産出する場合と,塩基性岩中や鉱脈中に産出する場合がある。堆積性のものの成因については異論が多い。製鉄用材料その他利用価値が大きい。フランスの鉱物学者 D.ドロミューにちなみ命名。

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百科事典マイペディアの解説

ドロマイト

苦灰石,白雲石とも。化学組成がCa(Mg,Fe,Mn)(CO32の鉱物。三方晶系。菱面体結晶。へき開は完全。硬度3.5〜4.0,比重2.85〜3.02。
→関連項目菊花石硬セッコウ(石膏)石灰肥料竪窯プラスター

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世界大百科事典 第2版の解説

ドロマイト【dolomite】

苦灰石,また白雲石ともいう。化学組成はCaMg(CO3)2で,おもに石灰岩がMgを含む溶液と反応してできた鉱床に産する鉱物。ドロストーン(苦灰岩)という堆積岩もドロマイトと呼ばれることがある。Mgの鉱石。六方晶系菱面体が普通。柱状板状の結晶もみられ,粒状大理石に類するものもある。もろい。モース硬度3.5~4,比重2.8~2.9。双晶面(0001),(100)。へき開は{101}に完全。白色ないし緑白色,帯紅色で,透明ないし半透明。

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大辞林 第三版の解説

ドロマイト【dolomite】

カルシウム・マグネシウムの炭酸塩からなる鉱物。菱面体りようめんたい結晶。無色ないし白色半透明。鉄・マンガンを含むものは褐色または桃色を呈する。苦灰石。白雲石。
からなる堆積岩。石灰岩がマグネシウムを含む溶液と反応してできたもの。かなりの方解石を含むことが多い。マグネシウムの原料鉱石、製鉄用耐火物などに用いる。苦灰岩。白雲岩。ドロストーン。

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