ニーズ(読み)にーず(英語表記)needs

翻訳|needs

デジタル大辞泉 「ニーズ」の意味・読み・例文・類語

ニーズ(needs)

必要。要求。需要。「市民ニーズにこたえる」「消費者ニーズが多様化する」
[類語]需要特需民需官需外需内需軍需需給自給与える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ニーズ」の意味・読み・例文・類語

ニーズ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] needs ) (市場の潜在的な)要求。需要。「消費者のニーズに応(こた)える」 〔ニューシンク入門(1969)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニーズ」の意味・わかりやすい解説

ニーズ
にーず
needs

心理学の用語で、個人の行動を動機づけたり、ある対象に対する選択的な方向づけの誘因となるような内面的メカニズムであり、欲求または要求ともいう。人間の欲求は多種多様であり、まず、睡眠呼吸食物摂取苦痛回避など生理的緊張に直接結び付くものが考えられる。これらは生理的欲求または第一次的欲求とよばれるが、行動を動機づけるところの有機体エネルギーとしての動因にもなる。人間は、このような身体的欲求のほかに心理的または第二次的欲求をもっている。これらは、後天的に社会・文化的影響のもとで形成され、獲得されるもので、個体の保存や満足を求めるだけでなく、社会環境に対する適応をも動機づける。

 ニーズという概念は、本能を否定するところから生まれた。本能論は人間行動のなかに目的的な衝動が存在するというが、実際、生まれつき人間に備わっている反射的・動因的傾向は後天的な学習によって変容させられ、習慣化されると考えるほうが正しい。このような学習によって二次的に獲得されたニーズを「欲求傾向」ともいう。トマスズナニエツキは、人間には、安全を求める願望、感情的反応を求める願望、社会的認知を求める願望、新しい経験を求める願望があると述べた(四つの願望説)。これらも文化的条件づけによって形成された欲求傾向であり、それらの満足が阻害されると生理的欠乏と同様に欲求不満(フラストレーション)に陥る。

[柴野昌山]

『R・S・ラザラス他著、帆足喜与子訳『パーソナリティ』(1981・岩波書店)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

マーケティング用語集 「ニーズ」の解説

ニーズ

欠乏を感じている状態のこと。マーケティングの基礎を成す根本的概念。
基本的ニーズとして、生理的ニーズ(食べ物、衣服、安全など)・社会的ニーズ(帰属や愛情)・個人的ニーズ(自己表現、知識など)などがある。
これらのニーズは作り出されるものではなく、人間性の基礎のなす部分で常に存在しているもである。

出典 (株)マインズマーケティング用語集について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android