ノア(英語表記)Noah; Noe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノア
Noah; Noe

旧約聖書中の人物。アダムより 10代目の子孫,レメクの子。セムハムヤペテの父。「その時代の人々のなかで正しくかつまったき人」といわれ,神が暴虐に満ちた地を裁き洪水を起こして人々を絶やしたとき,神の示しによって箱舟をつくり,家族と一対ずつの動物を乗せて難を逃れた (創世記6~8章) 。水が引くとノアは祭壇を築き燔祭を捧げた。神はノアと子供たちとともに生き残った動物を祝福して契約を与え,彼らは新しい人類の祖先となった (同9章) 。

ノア
NOAA; National Oceanic and Atmospheric Administration

アメリカ合衆国の海洋大気局 NOAAが運用する実用気象衛星シリーズ(→実用衛星)。実用気象衛星『エッサESSAに続くシリーズで,軌道面の傾斜角が赤道面に対して直角な極軌道上を周回する極軌道気象衛星。1号機 NOAA-1の打ち上げは 1970年12月11日。自動送画装置 APT,高性能ビジコンカメラシステム AVCSといったテレビカメラや,平面プレート型放射計 FPRが搭載された。2号機(打ち上げ 1972.10.15.)から 5号機(同 1976.7.29.)までは,可視光線域から赤外線域にまで感度をもつ,地表面距離分解能 0.9kmの超高分解能放射計 VHRRのほかに,鉛直気温分布放射計 VTPRなどが搭載され,データ量も飛躍的に増えた。6号機(同 1979.6.27.)以降は改良型超高分解能放射計 AVHRR,および改良型 VTPRである鉛直気温分布測定サウンダ TOVSのほか,太陽光後方散乱紫外放射計 SBUVや,地球放射収支実験 ERBE,データ収集と伝送,遭難捜索救助のための各システムが搭載された。なお,実験用気象衛星『タイロス』TIROSの流れをくんで,実験用衛星を含むノア 5号機までのプロジェクトを ITOS/TIROS-M(→アイトス),6号機以降を TIROS-N/NOAAと呼ぶ。TIROS-N/NOAA計画は 19号機(同 2009.2.6.)まで継続。ノアの観測データは世界の気象研究や天気予報などに利用された。

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百科事典マイペディアの解説

ノア

旧約聖書の洪水物語の主人公。義人。アダムから10代目の子孫。人類の堕落を怒って神が大洪水を起こしたとき,その指示によっていわゆる〈ノアの箱舟〉を造り,家族や鳥獣とともにアララト山頂に漂着したという。3人の子,セム,ハム,ヤペテからはセム族,ハム族,エーゲ海域諸民族が広まった(《創世記》6〜9)。
→関連項目アララト[山]ウトゥナピシュティム洪水神話デウカリオン

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デジタル大辞泉プラスの解説

ノア

コーセーコスメポート株式会社が販売するメイクアップ化粧品のブランド名。価格は低めに抑えられている。

ノア

トヨタ自動車が2001年から製造、販売している乗用車。5ドアのミニバン。5、8人乗り。ヴォクシーの姉妹車。

ノア

《NOA》フランスのファッションブランド、キャシャレルのフレグランス。1998年発表。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

ノア

正式社名「株式会社ノア」。英文社名「NOAH CORPORATION」。卸売業。平成13年(2001)設立。本社は東京都港区芝。半導体製造装置専門商社。メーカーとの代理店契約に基づく新品装置の販売や中古品の再生販売を行う。据え付け・保守・修理なども手がける。名古屋セントレックス上場。証券コード3383。

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世界大百科事典 第2版の解説

ノア【Noah】

イスラエル人が伝承する人類の祖。アダムより10代目に当たる(《創世記》5)。ノアの3人の子,セム,ハム,ヤペテから,セム族,ハム族,エーゲ海地方の諸民族が広まった。いわゆる〈ノアの箱舟〉によって神の審判たる大洪水から救われた人物として知られる。洪水後ノアにははじめて肉食が神から許され,また神の新しい創造の秩序のしるしとしての虹が約束された(《創世記》9章前半)。ノアはダニエル,ヨブとならぶ義人の一人であるとの伝承があり(《エゼキエル書》14),洪水による滅びをまぬがれたのは,彼が同時代人に抜きん出た義人であったゆえであるとの認識があるが,それとならんで,ノアは別段義人ではなく,ただ神の恵みで選ばれたのだという考えもノアの物語には見いだされる。

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大辞林 第三版の解説

ノア【Noah】

旧約聖書創世記の洪水物語の主人公。 → ノアの箱舟

ノア【NOAA】

〖National Oceanic and Atmospheric Administration〗
アメリカの海洋・大気庁(局)。海洋の環境保全と資源の保護・開発に当たる。1970 年設立。また同局に所属する極軌道気象観測衛星のこと。

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世界大百科事典内のノアの言及

【洪水神話】より

…のちジウスドラは神のような長寿を授けられ,日の出の地ディルムンに移された。このシュメール神話がバビロニア神話をへて旧約聖書の洪水神話になり,主人公もジウスドラからノアになった。ノアの洪水神話はのちにキリスト教を通じて世界各地,たとえばオセアニア,北アメリカに伝播し,ときには土着の洪水神話にも影響を与えた。…

【ノアの箱舟(ノアの方舟)】より

…旧約聖書《創世記》6~8章によれば,最初の人類の堕落のゆえに下される大洪水の難からノア一家を逃がすために,神は箱舟の製作をノアに命じた。これを〈ノアの箱舟〉といい,方舟の字も当てる。…

※「ノア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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