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ハナドリ Dicaeidae; flowerpeckers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハナドリ
Dicaeidae; flowerpeckers

スズメ目ハナドリ科の鳥の総称。約 50種からなり,全長 10~18cm。羽色は一般に,雄は頭,背,腰,胸などに赤や黄色の斑があって美しいが,雌は地味なオリーブ褐色である。尾羽は短い。は短いが,舌は筒状で,先が房状になっており花蜜食に適している。主食は花蜜だが,漿果(→液果),特にヤドリギ科の実や,昆虫類クモ類も食べる。熱帯雨林から伐採あとに発達した林や人家付近の林までさまざまな森林にすみ,南アジアからオーストラリアにかけて分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハナドリ
はなどり / 花鳥
flowerpecker

鳥綱スズメ目ハナドリ科に属する鳥の総称。この科Dicaeidaeには、ホウセキドリ類とよばれるものも含めて、7属約58種が含まれている。全長7~19センチメートル。大部分の種は全長10センチメートル以下の小鳥で、雄は一般に赤、黄、青、黒などの羽毛をもち、はでな色をしている。雌は緑色やオリーブ褐色を主とした目だたない色である。嘴(くちばし)は比較的短く、じょうぶで、先がとがる。足もじょうぶである。インドおよび中国南部からオーストラリアにかけて分布する。多くのものは開けた林やジャングルの樹冠部にすみ、活発に動き回りながら、花蜜(かみつ)、花に集まる昆虫類、種子、小形の果物や漿果(しょうか)を食べている。ハナドリ類は花で採食することが多いので、花粉の媒介に役だっている。また種子(とくにヤドリギの種子)を媒介するものがいる。巣は椀(わん)形か、枝からつり下がった袋状で、1腹の卵は普通2個。チッ、チッと聞こえるような声で、飛行中などに鳴く。[森岡弘之]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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