はんち

普及版 字通 「はんち」の読み・字形・画数・意味

【蟠】はんち

とぐろをまいたみずち。青銅器文様などに用いる。民国容庚〔商周彝器通考、上、花紋〕獸面蟠、其の、獸面の上に兩相ひ背くり。兩旁は則ち身蟠屈す。戰國に行す。

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池】はんち

宮の池。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「はんち」の意味・わかりやすい解説

ハンチ
はんち
Arthur Rudolf Hantzsch
(1857―1935)

ドイツの化学者。ドレスデンに生まれ、ドレスデン工芸学校(ポリテクニク)、ウュルツブルク大学で化学を学んだ。チューリヒ、ウュルツブルク、ライプツィヒの各大学で教授職を歴任している。ハンチの初期の化学研究は、チアゾールなどの物質を扱う純粋有機化学に属するものであったが、オストワルトの影響を受け、有機化合物の物理的性質関心を抱くようになった。とくに有機化合物の吸収スペクトルの研究は、現代的評価に十分堪えうるものである。舌鋒(ぜっぽう)鋭く、バンベルガーE. Bamberger(1857―1932)など多くの化学者と論争を行ったことが知られている。

[井山弘幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「はんち」の解説

ハンチ
ハンチ
Hantzsch, Arthur Rudolf

ドイツの化学者.1880年ビュルツブルク大学でp-ヒドロキシフェネトールとヒドロキノンとの反応についての論文学位を取得.同年秋ライプチヒ大学のH.G. Wiedemannの実験室で助手を務め,ここで物理的な実験法を習得した.1882年私講師になり,化学構造と物理的性質との関係についての講義を行った.ピリジン誘導体の合成(ハンチ合成)などその創造性を高く評価され,28歳の若さで1885年チューリヒ大学正教授に昇進した.1893年からはビュルツブルク大学に,1903年からライプチヒ大学に赴任し1927年まで在任した.スイス時代には弟子のA. Werner(ウェルナー)とともに窒素化合物立体化学の研究をした.トリフェニルメタン系の染料を使っての分光学的研究や化学指示薬についての理論的研究など多くの研究がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はんち」の意味・わかりやすい解説

ハンチ
haunch

おもに鉄筋コンクリート造の梁の両端部付近で,梁の下面が一定の勾配をもって傾斜し,梁のつけ根にいくに従って梁断面が大きくなる部分をいう。正しくはホーンチというが,日本ではこれがなまってハンチとなった。梁の下面を斜面にせずになだらかな曲面にする場合や,梁の側面を広げた水平ハンチも使われることがある。

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