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ヒタキ ヒタキMuscicapidae; chats, old world flycatchers

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒタキ
ヒタキ
Muscicapidae; chats, old world flycatchers

スズメ目ヒタキ科の鳥の総称。300種以上が含まれる。全長 9~22cm。ツグミ科のツグミ属 Turdus やチャツグミ属 Catharus の鳥をヒタキ科にまとめることもあるが,ヒタキとはいわない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

ヒタキ

くちばしが細く虫食性で,大きさはスズメくらいの樹上性の小鳥の俗称。分類学的な自然群ではない。ヒタキ科ヒタキ亜科に属するキビタキサメビタキコサメビタキなどの総称だが,ヒタキ科ツグミ亜科ノビタキルリビタキジョウビタキなどにもヒタキの名がついている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒタキ
ひたき / 鶲
flycatcher

鳥綱スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科に属する鳥の総称。この亜科Muscicapidaeの仲間は、日本ではキビタキ、マミジロキビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、オオルリサメビタキエゾビタキ、コサメビタキの8種が知られている。扁平(へんぺい)で基部の広い三角形の嘴(くちばし)、その周りのひげが特徴で、足は細く短く、森林にすみ、見張り場の枝から飛び立って、空中で昆虫を捕まえてまた枝に戻るという、いわゆる「ヒタキ型」の採食習性をもっている。日本産の鳥では、このほか、体形がよく似ているノビタキ、ルリビタキ、ジョウビタキ、サバクヒタキなどにヒタキの名がついているが、学問上はヒタキ科ツグミ亜科の鳥で、コマドリに近縁である。キビタキなどヒタキ亜科の鳥も、ノビタキなどツグミ亜科の鳥も、ヒッヒッとかカチカチという地鳴きをもち、火打石をたたく音に似ているところから「火焼(ひた)き」または「火焚(ひた)き」とよばれるようになったといわれる。また、南北アメリカのタイランチョウ科にも、同じ英名flycatcherがつく種が多い。
 ヒタキ科は約1400種もの鳥を含む、鳥綱のなかではいちばん大きな科で、それぞれの種のグループの類縁関係は複雑であり、学者によって異説が多いが、普通、ツグミ、オチバドリ、チメドリ、ヒゲガラ、ハゲチメドリ、ブユムシクイ、ウグイス、オタテムシクイ、ヒタキ、カササギヒタキ、モズヒタキの11亜科に分けられている。そのうちヒタキ亜科は約220種からなり、アフリカから南アジアを経てオーストラリアや南太平洋の諸島を中心に、ユーラシアにも広く分布している。全長は8~22センチメートルと小形である。目が大きく愛らしく、灰色、褐色などのじみな姿の種もあるが、雌雄異型の種では、オオルリやキビタキのように雄が美しい羽色をもっている。雛(ひな)は、多くの種で斑点(はんてん)状の羽色である。雄のさえずりは複雑なメロディに富んだ美しいものが多い。「ヒタキ型」の採食法でハエなどの飛翔(ひしょう)昆虫を捕食するほか、小さな液果もよく食べる。渡りをする種が多く、とくに中緯度より北で繁殖するものは、秋になると空中で採食できなくなるので、長い渡りをして南下する。木の枝にコップ状の巣をかけ、2~6個の卵を産む。抱卵は雌雄、または雌だけで、育雛(いくすう)は雌雄共同で行う。[竹下信雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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