ビザ(その他表記)visa

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精選版 日本国語大辞典 「ビザ」の意味・読み・例文・類語

ビザ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] visa ) ある国に入国し、滞在することを希望する外国人に対して、受入国側の出先大使館領事館などが、旅券や、必要に応じて身元などを調べた上で発行する裏書証明。入国査証。査証。
    1. [初出の実例]「ドイツ領事のザをもらふ為めに」(出典:日本脱出記(1923)〈大杉栄牢屋の歌)

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改訂新版 世界大百科事典 「ビザ」の意味・わかりやすい解説

ビザ
visa

外国に入国しようとする者が,あらかじめその国の領事から取得しておくことが必要な証印。査証ともいう。この制度は,第1次大戦中にスパイ防止の目的で発達した。ビザは,入国審査の前提であるにすぎず入国許可ではない。入国許可は,出入国港,空港等において,入国審査官の審査を受けて与えられる。ビザ取得のためには,旅券と査証申請書を提出し,査証料を支払って,旅券の査証欄(または別の紙)に必要事項を記入し領事の署名をもらう必要がある。ビザには,当該国を出国したら無効になるもの,第三国への往復に2回有効なもの,一定期間有効なもの等がある。国家間で査証免除協定が結ばれている場合には,ビザは不要となる。国交のない国のビザ取得のためには,当該国領事館のある外国でその手続をとる必要がある。1972年の日中共同声明により台湾との間に外交関係がなくなったが,財団法人交流協会(日本側)と亜東関係協会(台湾側)が日台間の便宜査証事務を扱っている。
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留学用語集 「ビザ」の解説

ビザ(Visa)

ビザ(Visa)とは、外国人の入国に必要な入国許可瑞ソ証明の一部(日本国定義による)である。留学においては、就学就労といった活動目的によって必要なビザの種類が異なり、手続きも手間が掛かる。専門的な知識を持ったカウンセラーに相談してみるのが一番の早道といえる。

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世界大百科事典(旧版)内のビザの言及

【クレジット・カード】より

…翌51年にはフランクリン・ナショナル・バンク・オブ・ニューヨークFranklin National Bank of New Yorkが同様な3者間方式のクレジット・カードの発行を開始し,バンク・カードの始まりとなった。現在アメリカで利用されているおもなクレジット・カードは,T&Eカードのダイナース・クラブとアメリカン・エキスプレス(通称,アメックス),バンク・カードのビザVisaとマスター・カードMaster Cardである。 日本では従来〈チケット販売〉など独自のクレジット・システムが存在していたが,クレジット・カード・システムは60年に日本交通公社と富士銀行がアメリカに本社をもつダイナース・クラブ・インターナショナル社と提携して設立した日本ダイナース・クラブによってスタートしたもので,アメリカからの輸入であるといえる。…

※「ビザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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