デジタル大辞泉
「ピッコロ」の意味・読み・例文・類語
ピッコロ(piccolo)
木管楽器の一。フルートを小型にしたもので、音域は1オクターブ高い。鋭く透明な音色で、管弦楽などの最高音部を受け持つ。
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ピッコロ
- 〘 名詞 〙 ( [英語] piccolo は[イタリア語] flauto piccolo 「小さいフルート」から ) 木管楽器の一つ。フルートより小さく、八度高い音を出す。管弦楽の最高音部を担当し、音色は明るく鋭い。ピッコロフルート。また、ピッコロトランペット、ピッコロバイオリンなど、各楽器のうち小形のものをいう。〔洋楽手引(1910)〕
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ピッコロ
ぴっころ
piccolo イタリア語
「小さい」を意味するイタリア語で、音域の異なる同一の楽器群のなかで、高音域をカバーする楽器をさして用いられる。英語にもそのまま入り、ピッコロ・トランペットなどといった言い方がなされる。
しかし、一般にピッコロといえば、フルートより1オクターブ音域の高い気鳴楽器をさす場合が多い。これは、イタリア語でフラウト・ピッコロ(小形フルート)とよんでいたものが省略され、一般化したもので、19世紀初頭にはほぼ現在の形に近いものが出現したと考えられる。金属管のものもあるが、木製管が依然として多く用いられ、その形状も、頭部管は円筒でその先は細くなっていくというかつての(ベーム式以前の)フルートの形態をとどめている。キーの機構はベーム式で、運指は基本的にはフルートと同じである。音域はもっとも一般的なC管でD5―C8。このほか吹奏楽ではD♭管を用いることもある。
[卜田隆嗣]
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ピッコロ
piccolo
イタリア語で〈小さい〉という意味から転じて,各楽器一族のうち最も小さいものにこの名を冠する。ピッコロ・バイオリン,ピッコロ・チェロ,ピッコロ・コルネットなどがあるが,今日最も一般的に用いられるのはピッコロ・フルートpiccolo fluteであろう。これは普通のフルートより約1オクターブ高く2点ニから5点ハの音域をもつ楽器で,実音よりも1オクターブ低く記譜される。ベートーベン以後オーケストラの色彩づけに用いられ出した。
執筆者:荒川 恒子
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ピッコロ[piccolo / picc]
普通のフルートより1オクターブ高い音域をもつ小型のフルート。イタリア語の“フラウト・ピッコロ(小さいフルートの意)”を略した形が定着した名称。記譜する際には実音より1オクターブ低く書くので、楽譜上の音と運指法との対応関係は普通のフルートと同じである。オーケストラでは複数のピッコロを用いることはまれで、フルート奏者の1人が、楽曲の途中で必要に応じてフルートと持ち替えることが多い。ラベルの「ピアノ協奏曲」やショスタコビッチの「第9交響曲」ではピッコロのかたい感じの響きが効果的に使われている。一方、ブラス・バンドの場合、特に行進曲用の編成においては、フルート以上に重要な楽器となることもある。
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ピッコロ
Piccolo, Lucio
[生]1903. パレルモ
[没]1969. カーポドルランド
イタリアの詩人。小説家トマージ・ディ・ランペドゥーザの従弟にあたる。高等学校を終えてから,読書と詩作にふけり,終生,隠遁生活をおくった。特異なシチリアの風土を背景にした,神秘的緊張感をはらむ密度の高い象徴詩は,モンターレによって紹介された。主著『バロックの歌』 Canti barocchi (1956) ,『かくれんぼとバロックの歌』 Gioco a nascondere e Canti barocchi (60) ,『プルメーリア』 Plumelia (67) 。
ピッコロ
piccolo
イタリア語の「小さい」という意味で,同属楽器のうちいちばん小さい楽器をさすが,普通は,最高音域のフルート系管楽器のこと。長さはフルートの約半分 (34cm) で,音域は1オクターブ高く,鋭く硬くはなやかな音色を出すが表情はやや乏しい。鍵盤楽器を除いて,最高音部でこれほど自由に動ける楽器はなく,小鳥の鳴き声などにも使われる。普通はニ調であるが,吹奏楽用として変ニ調の楽器もある。
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ピッコロ
円谷プロダクションによる特撮ドラマシリーズ「ウルトラシリーズ」に登場する宇宙人。わんぱく宇宙人。初登場作品は『ウルトラマンタロウ』。身長2.1メートル(最高61メートル)、体重300キログラム(最大2万9千トン)。ピッコラ星の王子。旅好きで、見学のため地球にやってくる。
ぴっころ
NHKの子供向けテレビ番組『にこにこぷん』(1982年放映開始)に登場するキャラクター。本名「ふぉるてしも・ぴっころ」。架空のペンギン「ふんボルトペンギン」の女の子。
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