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ブルーナー ブルーナーBruner, Jerome Seymour

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブルーナー
ブルーナー
Bruner, Jerome Seymour

[生]1915.10.1. ニューヨーク
アメリカの心理学者,教育学者。 1952年ハーバード大学心理学教授,1972年オックスフォード大学心理学教授。人間の行動における「認知」の機能を重視し,この立場から学習過程やカリキュラムを考察することにより教授方法の改革に寄与した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブルーナー
ぶるーなー
Jerome Seymour Bruner
(1915―2016)

アメリカを代表する発達心理学者、教育学者の一人。ニューヨークに生まれ、1941年ハーバード大学で博士号を取得。1952年ハーバード大学、1972年オックスフォード大学、1988年ニューヨーク大学、1991年同大学ロースクール教授などを歴任。人の行動を「刺激に対する反応」として定式化する行動主義を排し、積極的な認知活動を重視する認知主義を主張した(認知革命)。知覚、学習、言語習得ナラティブ(できごとや体験の自伝的な語り)などの幅広い研究を通じて、主体的な認知活動、社会や文化との相互交渉を重んじた発達・教育理論を展開した。『教育の過程』(1960)では学習者による能動的な意味構築を、『乳幼児話しことば』(1983)では言語習得における相互交渉の役割を、『可能世界の心理』(1986)、『意味の復権』(1990)、『The Culture of Education』(1996。邦題『教育という文化』)では情報処理に偏った認知心理学を批判し、文化のなかでのナラティブ思考(主体的な物語性を重んじる思考)と自己の重要性を説いた。1990年代以降は、法と人間行動のかかわりにも関心を寄せている。現代心理学の発展に貢献したばかりでなく、ヘッド・スタート計画(低階層の子供など、ほうっておくと後れをとる可能性がある子供に早くから適切な補償教育を行う計画)を起案したり、大統領直属科学諮問委員会委員を務めるなど、学校教育の改革や政策決定にも尽力した。[仲真紀子]
『ブルーナー著、岸本弘他訳『思考の研究』(1969・明治図書) ▽ブルーナー著、佐藤三郎編訳『人間の教育』(1974・誠信書房) ▽ブルーナー著、田浦武雄訳『教授理論の建設』改訳版(1977・黎明書房) ▽ブルーナー著、佐藤三郎編訳『乳幼児の知性』(1978・誠信書房) ▽ブルーナー著、鈴木祥蔵・佐藤三郎訳『教育の過程』(1986・岩波書店) ▽ブルーナー著、寺田晃訳『乳幼児の話しことば コミュニケーションの学習』(1988・新曜社) ▽ブルーナー著、田中一彦訳『心を探して――ブルーナー自伝』(1993・みすず書房) ▽ブルーナー著、田中一彦訳『可能世界の心理』(1998・みすず書房) ▽ブルーナー著、岡本夏木・仲渡一美・吉村啓子訳『意味の復権――フォークサイコロジーに向けて』(1999・ミネルヴァ書房) ▽ブルーナー著、岡本夏木他訳『教育という文化』(2004・岩波書店) ▽佐藤三郎著『教育新書16 ブルーナー「教育の過程」を読み直す』(1986・明治図書出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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