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ブロニャール Brongniart, Adolph-Théodore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブロニャール
Brongniart, Adolph-Théodore

[生]1801.1.14. パリ
[没]1876.2.18. パリ
フランスの古植物学者。 C.ダーウィン進化論が発表される以前に,植物種間の類縁関係についてすぐれた見解を明らかにし,植物系統発生学の基礎をおいた。 1833年パリの国立自然史博物館教授。古生代の植物を研究し,古生代のシダ類と現生のものを比較したり,内部構造のうえから,ロボクをトクサ類に,リンボクヒカゲノカズラ類に入れるなど,すぐれた古植物学的研究を行なった。彼は種を不変のものと考えていたが,他方,現代の系統発生にも類似する類縁関係を植物の間に認めていた。植物界を葉体植物,細胞性隠花植物,維管束隠花植物,裸子植物,単子葉顕花植物,双子葉顕花植物の6つのグループに分けている。裸子植物を独立のグループと認めている点などに特徴がみられる。ただし,博物館の標本を分類した際 (1843) には,自分の分類法は捨てて,A.ド・カンドルの分類法を採用している。ブロニャールの分類法は,後年,A.アイヒラーや A.エングラーが進化論に基づいた分類体系を構築するための下地を準備することとなった。

ブロニャール
Brongniart, Alexandre

[生]1770.2.5. パリ
[没]1847.10.7. パリ
フランスの鉱物学者,地質学者,博物学者。初めパリ中央学校の自然史の教授であったが,1800年にセーブル磁器の工場責任者となり,1822~47年パリにある国立自然史博物館の教授を務めた。古生物(→古生物学)にも関心が深く,三葉虫類爬虫類の系統分類をしたほか,パリ周辺のチョーク層に続く新しい地層を初めて第三紀と定義した(→古第三紀新第三紀)。さらにジョルジュ・L.C.F.D.キュビエとともにパリ盆地含化石層を研究し,ウィリアム・スミスとほぼ同時期に,化石による地層同定法を見出した。また,フランスの磁器工芸にも多大な貢献をし,セーブル磁器をヨーロッパの代表的な磁器に発展させた。主著に,ライフワークともいうべき "Traité des arts céramiques"(1844)がある。

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百科事典マイペディアの解説

ブロニャール

フランスの古植物学者。建築家の子。パリ生れ。パリ自然博物館教授。古生代の化石植物の記載を行い,それを根拠として過去の気候と地理を論じた最初の人。植物形態学植物生理学にも業績がある。

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367日誕生日大事典の解説

ブロニャール

生年月日:1801年1月14日
フランスの古植物学者
1876年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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