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ヘキサメチレンテトラミン hexamethylenetetramine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘキサメチレンテトラミン
hexamethylenetetramine

ヘキサミン。尿路防腐剤。ホルムアルデヒドアンモニアの結合した化合物。酸性の尿中で分離してホルムアルデヒドを生じるので,尿路系の防腐剤となる。尿を酸性にするためには,リン酸二水素ナトリウムや塩化アンモニウムなどを用いる必要がある。1回量 0.5g,1日 1.5g。淋菌または大腸菌による膀胱炎,細菌尿,腎盂炎などに用いたが,抗生物質,サルファ剤などの出現によって用途が限られてきている。

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デジタル大辞泉の解説

ヘキサメチレンテトラミン(hexamethylenetetramine)

複素環式化合物の一つ。ホルムアルデヒドアンモニアの反応で得られる。無色・無臭の結晶性の粉末で、樹脂の硬化や発泡化、爆薬の製造、尿路殺菌剤などに用いられる。塩素と反応してホルムアルデヒドを生成する。HMTヘキサミンメテナミンウロトロピン(商標名)。

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百科事典マイペディアの解説

ヘキサメチレンテトラミン

化学式はC6H12N4。日本薬局方名ヘキサミン,商品名ウロトロピン。無臭の白色結晶。230℃以上で一部分解して昇華。水,エタノールに可溶。水溶液は酸により分解。フェノール樹脂の硬化促進剤,ゴムの加硫促進剤,火薬ヘキソーゲンの製造原料,医薬(尿路消毒剤),分析試薬などに利用。ホルムアルデヒドとアンモニアから合成する。(図)
→関連項目ウロトロピン

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘキサメチレンテトラミン
へきさめちれんてとらみん
hexamethylenetetramine

複素環脂肪族アミンの一つ。ヘキサミン、メテナミン、ウロトロピン、1,3,5,7-テトラアザアダマンタンその他多数の名称をもつ。ホルムアルデヒドとアンモニアの反応で合成する。無色・無臭の結晶または粉末。水、エタノール(エチルアルコール)、クロロホルムなどに溶ける。ゴムの加硫やフェノール樹脂合成における反応促進剤として使われる。またアンチモン、ビスマス、銀、金、水銀などの分析試薬、利尿剤や尿路消毒薬としても用いられる。[務台 潔]

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