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ベールシェバ Be'er Sheva'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベールシェバ
Be'er Sheva'

イスラエル中南部,ネゲブ砂漠の北部,テルアビブヤフォから約 90km離れた内陸盆地にある行政上の中心都市。気候はきわめて乾燥している。旧約聖書に登場する古いオアシスが起源で,ユダヤ人の父アブラハムが,この地でペリシテ人の王ゲラルのアビメレクと契約を結んだとあり,ベールは泉,シェバは誓約または7を意味している。ビザンチン帝国時代,オスマン帝国時代に,ともに砂漠の遊牧民に対する城塞であった。 1900年,ドイツ人技師によって都市計画が施行され,イギリス保護地区になってからは,1925年エルサレムへの,1936年ガザへの舗装道路が開通し,パレスチナ南部の中心都市となった。 1948年イスラエル建国後はネゲブ地方の行政,文化,産業の中心。ネゲブ砂漠と結びついた化学,窯業,建材,セメント,織物などの工業が発展しつつある。ネゲブ大学,ネゲブ乾燥地帯研究所がある。 2005年聖書のテル群として,メギドハゾルとともに世界遺産の文化遺産に登録。人口 11万 3800 (1990推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ベールシェバ(Beersheba)

イスラエル南部の都市。ネゲブ砂漠の北部に位置する。旧約聖書に登場する古都であり、アブラハムイサクヤコブが3代にわたって居住したとされる。オスマン帝国時代に交易の拠点となった。建国以来、アラブ諸国や旧ソ連からの多くのユダヤ人が移住し、同国南部の行政、産業の中心地に発展した。市街東部の古代遺跡テルベールシェバは2005年に「聖書時代の遺丘群、メギッドハツォール、ベールシェバ」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ベエルシェバ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベールシェバ
べーるしぇば
Beersheba

イスラエル南部、ネゲブ砂漠北部の都市。人口17万7900(2001)。ディモナと並ぶネゲブ地方の重要都市で、行政、産業、交通の中心地。聖書にも登場する古くからのオアシスで、オスマン帝国支配下において交易の中心地として発展した。1948年のイスラエルの成立時にアラブ住民が追放され、以来ユダヤ人都市として急激に成長した。砂漠の利用開発の研究では世界的水準にあるベールシェバ大学がある。[高橋和夫]

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