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ボース・アインシュタイン凝縮 ぼーすあいんしゅたいんぎょうしゅく Bose‐Einstein condensation

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知恵蔵2015の解説

ボース・アインシュタイン凝縮

低温世界の巨視的な量子現象。大量のボース粒子が1つの状態をとり、ひとつながりのきれいな波として振る舞う。S.N.ボースの論文をもとにA.アインシュタインが1920年代半ばに予言した。略してBE凝縮。超流動状態の液体ヘリウムでも起こっているが、米コロラド大などのグループは95年、気体のルビジウム絶対温度200nK(nはナノ=10億分の1)以下に冷やして実現した。2003年には、フェルミ粒子の原子2つでボース粒子の分子をつくり、凝縮体にする試みも相次いだ。BE凝縮した原子の群れは山と谷(位相)がそろった波となるので、重ね合わせると干渉模様が現れる。これが原子レーザー現象。米マサチューセッツ工科大グループが1997年、この状態をつくった、と発表した。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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