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ポープ ポープ Pope, Alexander

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポープ
ポープ
Pope, Alexander

[生]1688.5.21. ロンドン
[没]1744.5.30. トウィックナム
イギリスの詩人,批評家。ドライデンと並ぶイギリス古典主義文学の代表的詩人。カトリックの富裕な家に生れたが,病気のため発育が著しく阻害された。伝統的な主題を完璧な技巧で処理して,田園詩,教訓詩,書簡詩,英雄詩などの形式を自由に駆使した。

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デジタル大辞泉の解説

ポープ(Alexander Pope)

[1688~1744]英国の詩人。古典主義文学の代表者。ホメロスの翻訳でも知られる。作「愚者列伝」「人間論」など。

ポープ(pope)

ローマ教皇のこと。

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百科事典マイペディアの解説

ポープ

英国の詩人。幼時の病から背骨を悪くした。古典を独学し,《批評論》(1711年),《髪盗人》(1712年)で認められ,《人間論》(1733年―1734年)や《道徳論》(1731年―1735年)で詩壇の第一人者とされる。
→関連項目古典主義モンタギュー

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世界大百科事典 第2版の解説

ポープ【Alexander Pope】

1688‐1744
イギリスの詩人。ロンドンの富裕な商人の家に生まれたが,家庭の宗教がカトリックであったこともあって,大学に進まず,ほとんど独学で古典文学を学んだ。12歳ごろ結核性と思われる病気のために身体の成長が止まり,生涯矮小短軀であった。このような事実も彼の文学の風刺的要素を強めたかもしれない。しかし初期の詩《牧歌》(1705作,1709刊),《ウィンザーの森》(1713)などは,自然に対するみずみずしい感性を示す。

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大辞林 第三版の解説

ポープ【pope】

ローマ教皇。

ポープ【Alexander Pope】

1688~1744) イギリスの詩人。古典派を代表する一人。洗練された用語と巧みな表現は他の追随を許さない。作「批評論」「髪盗人」「愚者列伝」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポープ
ぽーぷ
Alexander Pope
(1688―1744)

イギリスの詩人。リンネル商の旧教徒のひとり息子としてロンドンに生まれる。当時イギリスでは旧教徒は社会的に疎外されていたうえに、子供のころから病弱であったことなどが加わって反俗的な性格を形づくり、早くから詩人たらんと志した。初期の作品のなかでは、『批評論』(1711)、『毛髪掠奪(りゃくだつ)』(1712)、『ウインザーの森』(1713)などが有名であり、なかでも『毛髪掠奪』は英文学史のなかでも類(たぐい)まれな傑作である。中期にはホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』を英訳し、また『シェークスピア全集』の編集刊行にあたるなど、創作からはやや遠ざかっていたが、後期に入るとふたたび旺盛(おうせい)な制作欲を示す。『愚物列伝』(1728~1743)は当時の文壇の堕落を痛烈に弾劾した作品で、ホラティウスの風刺詩などを模した『ホラティウス模作』(1733~1738)とともに、風刺詩人としての彼の面目を遺憾なく発揮したものである。『道徳論』(1731~1735)および『人間論』(1733~1734)は、それぞれ四編の書簡詩からなり、道徳問題や哲学、宗教などに関するポープの感懐が語られている。前者にみえる「教育は平凡な精神を形成する」とか、後者の「汝(なんじ)自身を知れ。神意を測ろうなどとするな。人間の研究対象は人間にとどむべきである」などということばは、現在でもしばしば引用される。思想的にはかならずしも独創性があるとはいえないかもしれないが、むしろ散文の領域に属する内容を、英雄詩的二行連句とよばれる詩形を自在に駆使して語るその技量には、容易に他の追随を許さぬものがある。[御輿員三]
『夏目漱石著『文學評論』(『漱石全集19』1957・岩波書店)』

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世界大百科事典内のポープの言及

【イギリス文学】より

…王政復古期から18世紀前半にかけて,人間社会の秩序は理性そのものの秩序として意識され,詩は整然たる英雄対韻句によってそれを反映した。ドライデンとポープの時代である。人間はあらためて社会的存在として横のつながりにおいてとらえられ,このつながりの規範からはみ出すものにはきびしい風刺のむちが加えられた。…

【トウィックナム】より

…イギリス,ロンドンの西,テムズ河畔の地区。19世紀ころまでは高級な別荘地であり,たとえば18世紀を代表する文人A.ポープの庭園と邸宅,またH.ウォルポールが建てたゴシック風の邸宅ストローベリー・ヒルで有名であった。現在は大ロンドン市の一部としてのリッチモンド自治区に入っている。…

【人間論】より

…イギリスの詩人ポープによる哲学詩。1733‐34年刊。…

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