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ミチューリン ミチューリン Michurin, Ivan Vladimirovich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミチューリン
ミチューリン
Michurin, Ivan Vladimirovich

[生]1855.10.28. ドルゴイ
[没]1935.6.7. ミチューリンスク
ソ連の園芸家,育種学者。遠隔交雑,栄養接近法,メントール法など,いわゆるミチューリン農法の創出者。鉄道に勤務しながら,果樹の栄養雑種を研究。 1897年のカナダの異常寒気に際しミチューリンの育成したサクランボの品種だけが寒害を免れたので,アメリカ,カナダの学会で高い評価を受けたが,ロシアでは異端視されていた。

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デジタル大辞泉の解説

ミチューリン(Ivan Vladimirovich Michurin)

[1855~1935]ソ連の果樹園芸家。ダーウィンの学説を指針に耐寒性品種の育成を研究。300種以上の品種を作り出した。

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百科事典マイペディアの解説

ミチューリン

ソ連の育種家。モスクワ南方360kmのコズロフ(現ミチューリンスク)で,C.ダーウィンの著書《家畜と栽培植物の変異》などを手引にして,果樹の耐寒性品種の育成に努力。
→関連項目ヤロビ農法

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世界大百科事典 第2版の解説

ミチューリン【Ivan Vladimirovich Michurin】

1855‐1935
ソ連邦の植物育種家。コズロフ(現,ミチューリンスク)の園芸家の息子として生まれる。鉄道員のかたわら果樹栽培をし,のちそれに専念。革命後業績をレーニンによって認められ(1922),コズロフ国営果樹育成所所長。1931年レーニン勲章を受ける。35年ソ連科学アカデミー会員。生物と環境との関係を重視し,ロシアの気候風土に適した果樹の育成方法を工夫,品種改良を行う。接木,遠縁交雑などの技術はその代表的なもの。

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大辞林 第三版の解説

ミチューリン【Ivan Vladimirovich Michurin】

1855~1935) ソ連の果樹育種家。果樹の耐寒品種の育成を数多く行い、ソ連の果樹園芸の中心的役割を果たす。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミチューリン
みちゅーりん
Иван Владимирович Мичурин Ivan Vladimirovich Michurin
(1855―1935)

ロシア・ソ連の育種家。コズロフ(現、ミチューリンスク)に生まれる。当時の貧しいロシアを「花咲く大地」に変える努力をし、約300種の優良品種(おもに果樹)を育成した。
 ミチューリンの育種法の特徴は、交雑種の選択と雑種植物の育成法にある。交雑を新品種育成の出発点と考え、雑種の特徴は両親の遺伝的形質によるだけでなく、その多くが両親や雑種植物の育成過程の生活条件(管理)によること、とくに植物の生育初期が可変性、適応性に富んでいることを実証した。おもな育種法に遠隔交雑法とメントール(養育者)法がある。前者は地理的あるいは類縁的に離れた交雑親を選ぶことで、後者は接木(つぎき)変異を誘起させる場合、影響を与えようとする台木は成熟したものを選び、影響を受ける側の穂木は若い実生(みしょう)苗を選ぶことで、望ましい形質を子孫に導入する方法である。また遠縁交雑を容易にするための混合花粉受粉法、栄養接近接木法なども考案した。日本には彼の名にちなんだ「日本ミチューリン会」(東京)がある。[柳下 登]

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世界大百科事典内のミチューリンの言及

【農学】より

…土壌肥沃度,単一土壌形成,牧草輪作体系などを中心として研究を展開したV.R.ウィリヤムス(1863‐1939)も土壌学者であり農学者であった。また果樹の品種改良を中心に,独自の方法を開発した園芸育種家I.V.ミチューリン(1855‐1935)の存在も見落とせず,さらに栽培植物の起源を問い,世界各地から栽培種,野生種を収集した遺伝学者N.I.バビロフ(1887‐1943)は,旧ソ連が現在保有する豊富な遺伝資源の礎を築いている。ただ若き日には優れた〈植物生育発展段階説〉を提唱したT.D.ルイセンコ(1898‐1976)が,一方でメンデリズムを否定し,さらに農学研究を忘却して政治的に動いたのは残念であった。…

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