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メリヤス メリヤス knit fabric; knitwear

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メリヤス
メリヤス
knit fabric; knitwear

莫大小,目利安などの字をあてる。ジャージートリコットなどを含めた機械編み布地の総称。名称は江戸時代初期に靴下をさすスペイン語medias,ポルトガル語の meiasが転訛したもの。

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メリヤス
メリヤス

日本音楽の用語。 (1) 長唄の一分類 歌舞伎の舞台で俳優の色模様,髪すき,愁嘆などの演技に合せて,その抒情的な効果をあげるために黒御簾 (くろみす) の中 (下座) で独吟で演奏される短い長唄曲。

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百科事典マイペディアの解説

メリヤス

機械編みによる編物および編地。ニットとも。日本には16世紀後半から17世紀後半に伝えられ,莫大小,女利安などの字が当てられた。緯(よこ)メリヤスと経(たて)メリヤスがあり,一般に伸縮性がよい。
→関連項目編物ジャージー繊維工業メリヤス編機羊毛工業

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世界大百科事典 第2版の解説

メリヤス

各種の編物機械によってつくられる編地をいうが,最近はニットknitという語を用いることが多い。名称は靴下という意味のスペイン語のメディアスmediasあるいはポルトガル語のメイアスmeiasからきたものとされている。日本へは16世紀後半から17世紀後半にかけて伝来した。ポルトガル,スペインからの輸入品の中に編物の靴下があったことから編物一般をメリヤスというようになった。江戸時代中期になるとメリヤスについての記録が多く,女利夜須,女利安,莫大小などと書きあらわされ,手おおいや足袋として使用されていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メリヤス
めりやす
mediasスペイン語

織物が経緯(たてよこ)の直線の糸でつくられているのに対し、メリヤス(ニット、編物ともいう)は、糸の屈曲による編目(ループ)の集合によって布状をなすものをいう。編目の構造からみて、横方向へ編成するもの(緯(よこ)メリヤス)と、整経して隣どうしの経糸(たていと)と編目をつくるもの(経(たて)メリヤス)とに分類される。手編といわれる編棒でつくるメリヤスは、すべて緯メリヤスである。
 メリヤスの起源は非常に古く、エジプト・コプト織にもみられるが、機械でつくられるようになったのは1589年、ウィリアム・リーWilliam Leeが靴下編機を考案したのに始まる。これは手織(ており)機のように足踏みで動かし、手で編み上げる仕掛けで、現在の家庭編機の原型ともいえる。日本に伝来したのは江戸初期、ポルトガル人やオランダ人が来日したときに持ち込んだものが伝えられた。メリヤスという語はスペイン語のメディアスmedias(靴下の意味)がなまったものといわれる。日本では「莫大小」と書いてメリヤスと読み、意味は、大小なし、すなわちぴたりとフィットすることから出たことばである。最近はニットということばがメリヤス全製品に使われている。
 現在はメリヤスに都合のよい糸として、綿糸、毛糸、絹糸、化繊糸など、なんでも使われるが、一般に柔らかくふっくらして弾力ある糸が要求される。編機の編針には、ヒゲ針とベラ針の2種類あるが、現在の編機はほとんどベラ針である。ベラ針による編成順序を示すと、次のようになる。〔1〕針が上にあげられベラが開き、これに糸を補給する。〔2〕針が下に下げられるために、ループが上方に滑ってベラを閉じる。〔3〕針がさらに下げられてループを抜け出し、新しい編目を完成する。そして〔1〕のように針の上昇が始まり、次の糸が補給される。メリヤスのおもな用途をあげると、靴下類、肌着類、上着類、手袋類、帽子類その他となり、身の回りのほとんどに使われている。[並木 覚]

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世界大百科事典内のメリヤスの言及

【編物】より

…4~5世紀前後のエジプト,コプト時代の遺跡からは指先の分かれた編みソックスや人形の帽子などが発見されている。これらはすべてメリヤス編である。中世以降はアラブがエジプト征服により技術を高め,8世紀には刺繡や編みの技術をイスラム文化とともに西欧に伝えたといわれる。…

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