モヘンジョ・ダロ(読み)モヘンジョダロ

百科事典マイペディア 「モヘンジョ・ダロ」の意味・わかりやすい解説

モヘンジョ・ダロ

ハラッパーと並ぶインダス文明の代表的都市遺跡で,パキスタンシンド州にある。1922年発見され,R.D.バネルジー,J.マーシャルらが発掘。規模は,河川によって破壊された外縁部を除いて約1.6km四方と推定され,市街には東西南北大通りが走り,下水溝が通じ,整然とした都市計画の跡が認められる。住宅は煉瓦造で,多く浴場,井戸をもつ。他に大浴場や集会所などの公共建築もある。遺物には,素文・彩文の土器(多くろくろ製で,(うわぐすり)をかけたものもある),銅器,青銅器,金属製の装身具,人物・動物を表した泥像などのほか,おもに方形印章が多数ある。これに書かれた絵文字は未解読(インダス文字)。1980年,世界文化遺産に登録。
→関連項目シンド[州]チャンフー・ダロマーシャル

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「モヘンジョ・ダロ」の解説

モヘンジョ・ダロ

モエンジョ・ダーロ

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android