モルドビア共和国(読み)モルドビア(英語表記)Mordoviya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モルドビア〔共和国〕
モルドビア
Mordoviya

ロシア西部にある共和国。首都サランスク。1930年自治州として設立,1934~91年は自治共和国。ボルガ川流域の中ほどに位置する。西のモクシャ川と東のスラー川に挟まれた広大な盆地で湿地帯が多い。大陸性気候で,平均気温は 1月-12℃,7月 20℃。年降水量は西部で 500mm,東部で 400mm。森林の多くは農地に転換された。土壌は溶脱したチェルノゼムか灰色森林土。人口の 3分の1近くを占めるモルドウィン人フィン=ウゴル語派に属し,民族的に近隣地域のマリ人ウドムルト族と関連性がある。主要都市はサランスク,アルダトフ,ルザエフカ,コビルキノ。主要産業は農業で,農耕地の多くで穀物を生産するほか,アサ,タバコ,野菜も栽培される。ウマの飼育,養蜂が行なわれ,ヒツジ,ヤギ,ウシ,ブタの畜産業もある。工業部門では製材,タンニン抽出,金属加工,軽工業,食品加工,繊維,機械製造などがある。モスクワからリャザンを経てサマーラを結ぶ幹線鉄道が東西に横切り,ニジニーノブゴロドカザンからペンザにいたる路線が南北に走る。幹線道路がサランスクとニジニーノブゴロド,ウリヤーノフスク,ペンザを結ぶ。面積 2万6200km2。人口 85万6833(2006推定)。

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