ヨハネス(22世)(読み)よはねす(英語表記)Johannes ⅩⅩⅡ

日本大百科全書(ニッポニカ)「ヨハネス(22世)」の解説

ヨハネス(22世)
よはねす
Johannes ⅩⅩⅡ
(1245ころ―1334)

中世末期のローマ教皇(在位1316~34)。フランスのカオールに生まれる。パリとオルレアンで神学、法学を修め、カオールとトゥールーズで法学を講じた。ナポリ王シャルル2世の宰相を歴任したのち、第3代アビニョン教皇として登位。即位後ただちにフランシスコ会厳格派を断罪し、清貧に関する激しい論争を展開した。1314年の皇帝二重選挙を契機としてルードウィヒ4世と争って破門を宣告し、皇帝陣営にくみしたマルシリオ・ダ・パドバ、ウィリアム・オッカムと論争した。アビニョン教皇庁の組織化を進め、財政再建に努めた。法学者教皇として『クレメンス5世教会法令集(第7書(リベル・セプティムス))』を公布し、さらに自らの教令を『追加教皇令書』として収録した。

[梅津尚志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

旺文社世界史事典 三訂版「ヨハネス(22世)」の解説

ヨハネス(22世)
Johannes XXII

1249〜1334
アヴィニョンの捕囚(教皇のバビロン捕囚)時代のローマ教皇(在位1316〜34)
フランス王家の利害を代表してドイツ皇帝と抗争した。

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