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ラピスラズリ ラピスラズリ lapis lazuli

翻訳|lapis lazuli

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デジタル大辞泉の解説

ラピス‐ラズリ(lapis lazuli)

《「ラピス」はラテン語で石、「ラズリ」はペルシア語で青の意》藍青(らんせい)色を呈し、飾り石として古代から用いられる鉱物。数種の鉱物の混合物で、黄鉄鉱が混じっており、磨くと濃い青地に金色の斑点が輝くので、青金石ともいう。主産地はアフガニスタン。瑠璃(るり)。ラズライト。

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百科事典マイペディアの解説

ラピスラズリ

古くは青金石のことを称したが,現在は青金石を多く含む岩石をさす。美しい青色のため,装飾用,顔料用などに用いられる。青金石に伴う構成鉱物は通常方解石,黄鉄鉱,輝石などである。
→関連項目誕生石

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世界大百科事典 第2版の解説

ラピスラズリ【lapis‐lazuli】

きわめて古くから尊重されてきた宝石で,その利用は前3000年のエジプトにさかのぼることができる。青金石ともいう。青色の宝石としてトルコ石とともに金製品によくマッチする点が,人類の歴史とともに長く愛好されてきた原因である。ラピスラズリはペルシア語の紺碧色を意味するlāzhwardに,ラテン語で石を意味するlapisをつけたもの。日本でも瑠璃(るり)と称して七宝の一つに数えられ,また〈群青(ぐんじよう)〉と呼ぶ青色の岩絵具として昔から用いられてきた。

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大辞林 第三版の解説

ラピスラズリ【lapis lazuli】

ナトリウムのアルミノケイ酸塩で、少量の硫黄・塩素などを含むもの。立方晶系。黄鉄鉱の結晶が点在するものは研磨すると特に美しい。古来から珍重され、アフガニスタン産が有名。瑠璃るり。青金石。ラズライト。 → 群青ぐんじよう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラピスラズリ
らぴすらずり
lapis lazulilazurite

るりあるいはラズライトともいい、群青色をした七宝(しっぽう)の一つとして古来珍重された鉱物。方ソーダ石の仲間で、十二面体の結晶形が明らかなものもまれに産するが、普通、緻密(ちみつ)な塊をなす。接触変成作用を受けた石灰岩中に、黄鉄鉱、透輝石などと産する。アフガニスタンのものが昔から有名で、旧ソ連地域、チリ、イタリア、アメリカなどからも産する。日本からの産出はまだ報告されていない。宝飾品として好まれるのは、ラピスラズリに黄鉄鉱が混じるもので、磨くと濃い青地に金色の斑点(はんてん)が輝いて美しい。このため青金(せいきん)石の名もある。岩絵の具で昔から使われてきた群青はラピスラズリを粉末にしたものであるが、最近では合成品で代用されている。
 塩酸でゼラチン状になって溶け、硫化水素の異臭を放つ。学名のラピスはラテン語の石を意味し、ラズリは青を意味するペルシア語に由来する。[松原 聰]

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世界大百科事典内のラピスラズリの言及

【イスラム美術】より

…用具としては,〈カラム〉と呼ばれる,葦の茎の先端を斜めに切ってとがらせたペンと,穂先にリスの尾,子ネコの喉,ヤギの腹などのにこ毛を用いた筆が使われた。顔料には,赤土,黄土,辰砂,ラピスラズリなどから作られた鉱物性顔料が使用され,樹脂,亜麻仁油,蜜蠟,膠,アラビアゴムが媒剤として使われた。 形式を問わずイスラム絵画全般に共通している点は,画面構成,色彩構成ともに装飾的,平面的,形式的であり,遠近法,陰影法には関心が示されず,図像に関しては,個性的表現,感情表出などにほとんど注意が払われていないことである。…

【サファイア】より

…合成サファイアは,青色のみでなく各色のものが,合成ルビーと同様な火炎溶融法によって,1907年以降,また合成のスター・サファイアも49年以降各国で製造されている。【近山 晶】
[伝承]
 ギリシア人やローマ人がサファイアと呼んでいたのは,じつは現代人の知っているサファイアではなく,主として中央アジアに産するラピスラズリであった。たとえば大プリニウスも,サファイアには透明なものがなく,内部に節があるので彫り刻むには適さないと書いている。…

【東西交渉史】より


[東西交渉の起源]
 すでに先史時代から,東西の交流が行われていたことは,古代オリエントに起源をもつ彩陶(彩色文様のある土器)が,地中海沿岸から中国に至る広大な地域に分布していることからも明らかである。また中央アジアのバダフシャーン地方の特産物であるラピスラズリ(濃藍色の石。装身具などに使用)が,西アジアのシュメール人の都ウルの墓地から大量に出土したことによって,前3000‐前2000年ころの中央アジアと西アジアの交流も証明されている。…

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