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「ラマルティーヌ」の意味・読み・例文・類語
ラマルティーヌ(Alphonse Marie Louis de Prât de Lamartine)
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「ラマルティーヌ」の意味・わかりやすい解説
ラマルティーヌ
フランスの詩人,政治家。貴族の出。処女詩集《瞑想詩集》(1820年)により抒情詩を復活,最初のロマン派詩人となる。1820年以後《詩的宗教的諧調詩集》のほか,人類の歴史を歌う叙事詩の構想のもとに《ジョスラン》《天使の失墜》を書く一方,外交官や自由主義政治家として活躍。二月革命後,外務大臣を務めたが間もなく失脚。晩年は借財の返済のため小説などを多く書いた。
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ラマルティーヌ【Alphonse de Lamartine】
1790‐1869
フランスの詩人,政治家。身分の低い貴族の家に生まれ,幼少時代をブルゴーニュのマコン近くの領地で過ごし,17歳のときまでカトリックの神父たちのもとで勉強を続け,その後は自由な読書と旅と恋と書くことで青春を送った。第1次王政復古のとき,ルイ18世の近衛を務めたが,〈百日天下〉でスイスに亡命し,軍籍を退き,文学を自らの天職と定め,悲劇を書き始めた。1820年に出版した《瞑想詩集》は,熱狂的に迎えられ,ロマン派の抒情詩の時代の幕明けとなった。
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ラマルティーヌ
Alphonse de Lamartine
1790~1869
フランスの詩人。『瞑想詩集』(1820年)でロマン派抒情詩人の第一人者となる。七月王政期に政界に出,47年の選挙法改正運動に参加,二月革命臨時政府の外相となる。ついで大統領に立候補し,ルイ・ナポレオンに敗北。
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ラマルティーヌ
Alphonse de Lamartine
1790〜1869
フランス−ロマン主義の詩人・政治家
『瞑想詩集』で詩人の地位を確立。七月革命後,政治生活にはいり,共和主義者で,二月革命後の臨時政府の一員として外務大臣となり,ブルジョワ急進派を代表して社会主義者と対抗。ナポレオン3世のクーデタ後政界を去り,不遇の晩年を送った。
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