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リノレン酸 リノレンさん linolenic acid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リノレン酸
リノレンさん
linolenic acid

3個の不飽和結合をもつ脂肪酸。次の化学式で表わされる。CH3(CH2CH=CH)3(CH2)7COOH多くの乾性油中に含まれる無色の液体。沸点 230~232℃ (1mmHg) 。水に不溶,有機溶媒に可溶。

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デジタル大辞泉の解説

リノレン‐さん【リノレン酸】

linolenic acid不飽和脂肪酸の一。必須脂肪酸の一。亜麻仁(あまに)油など多くの乾性油中にグリセリンエステルとして存在。分子式C18H30O2

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百科事典マイペディアの解説

リノレン酸【リノレンさん】

化学式はCH3(CH2CH=CH)3(CH27COOH。無色無臭の液体。融点−11〜−10℃,沸点197℃(4mmHg)。植物油,特に亜麻仁油などの乾性油中にグリセリンエステルとして存在。
→関連項目硬化油大豆油

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栄養・生化学辞典の解説

リノレン酸

 C18H30O2 (mw278.44).

 通常図に示したα-リノレン酸(9,12,15-オクタデカトリエン酸)をいう.γ-リノレン酸(6,9,12-オクタデカトリエン酸)とは生理的に性質が異なり,γ-リノレン酸は生理的にはむしろリノール酸に近い.必須脂肪酸の一つ.比較的多く含む油脂は,エゴマ油など.

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世界大百科事典 第2版の解説

リノレンさん【リノレン酸 linolenic acid】

化学式CH3CH2CH=CHCH2CH=CHCH2CH=CH(CH2)7COOH。シス‐9,シス‐12,シス‐15‐オクタデカトリエン酸で,二重結合が三つある不飽和脂肪酸。ほとんどの乾性油中に存在し,とくに亜麻仁油には35~50%と大量に含まれる。一般に動物油中には見いだされないが,魚油などには0.4~1.3%存在する。純品は,亜麻仁油などの脂肪酸をアセトンなどの有機溶剤を用いて分別結晶をくり返し,吸着クロマトグラフィーなどを用いて作られる。

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大辞林 第三版の解説

リノレンさん【リノレン酸】

必須脂肪酸の一種。亜麻仁油に特に多く含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リノレン酸
りのれんさん
linolenic acid

二重結合を9・12・15位にもつ直鎖不飽和脂肪酸C18H30O2で、リノール酸ときわめてよく似た分布を示し、グリセリドとして多くの乾性油の主成分をなす。植物油、とくにあまに油、エゴマ油に多く含まれる。動物体内では生合成されず、必須(ひっす)脂肪酸の一つで、リノール酸とともにビタミンFとよばれたこともある。[若木高善]
 α(アルファ)-リノレン酸は必須脂肪酸であるが、リノール酸とは異なった特異的生理作用を有している。動物体内で不飽和化され生成するエイコサペンタエン酸から血小板凝集能を有さないトロンボキサンがつくられるので、エイコサペンタエン酸に富む魚や海獣を多食するエスキモー(カナダなどではイヌイット)では血栓(けっせん)症、心筋梗塞(こうそく)が少ない。不飽和化産物の一つであるドコサヘキサエン酸は、脳や網膜などに多く存在し、脳神経系で特別な機能を果たしている。α-リノレン酸は食用植物油では大豆油、菜種油に少量含まれるが、酸化されやすい。[菅野道廣]
『高分子学会バイオ・高分子研究会編『特異な機能を有する微生物とその応用』(1989・学会出版センター) ▽奥山治美著『油 このおいしくて不安なもの――くずれたリノール酸神話 油とつきあう健康法』(1989・農山漁村文化協会) ▽溝口敦著『あぶない食品物語』(1993・小学館) ▽彼谷邦光著『脂肪酸と健康・生活・環境――DHAからローヤルゼリーまで』(1997・裳華房) ▽イムノロジー研究会編著、飯島茂子監修『よみがえれ、あなたの細胞力』(1998・東洋出版) ▽日本脂質栄養学会監修、奥山治美・菊川清見編『脂質栄養と脂質過酸化――生体内脂質過酸化は傷害か防御か』(1998・学会センター関西) ▽奥山治美著『薬でなおらない成人病(生活習慣病)――油脂(あぶら)の栄養革命で健康を取り戻す』(1999・黎明書房) ▽原健次著『生理活性物質――共役リノール酸の生化学と応用』(2000・幸書房) ▽菅野道廣著『「あぶら」は訴える――油脂栄養論』(2000・講談社) ▽日本エゴマの会編、村上みよ子・田畑久恵料理制作『よく効くエゴマ料理――油も葉も種も丸ごと健康の素』(2001・創森社)』

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世界大百科事典内のリノレン酸の言及

【必須脂肪酸】より

…動物が生体内で合成できず,食物によって摂取する必要のある脂肪酸をいう。バーG.O.BurrらおよびエバンズH.M.Evansは,動物の栄養にリノール酸リノレン酸などが必要であることを明らかにし,これらをまとめてビタミンFと命名した(1934)。その後,それ以外にアラキドン酸も必要であることもわかった。…

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