三菱重工業[株](読み)みつびしじゅうこうぎょう

百科事典マイペディア 「三菱重工業[株]」の意味・わかりやすい解説

三菱重工業[株]【みつびしじゅうこうぎょう】

日本を代表する総合重機会社。造船航空宇宙,原子力,原動機防衛,環境など幅広い分野でリーダー的存在。1917年長崎造船所を基礎とする三菱合資造船部が三菱造船として独立。1921年三菱電機分離,1934年三菱重工業と改称。第2次大戦中まで最大の軍需企業であった。1950年,集中排除法により3社に分割,1964年合併して旧に復した。造船部門よりも発電プラント,航空機,戦車などで日本最大の総合重工業会社に成長し,三菱グループ(三菱財閥参照)の中核企業。新型原子炉などの開発に努力。なお自動車部門は1970年三菱自動車工業として分離。本社東京,造船所・製作所長崎,神戸,下関ほか。2011年資本金2656億円,2011年3月期売上高2兆9037億円。売上構成(%)は,船舶・海洋10,原動機34,機械・鉄構19,航空・宇宙16,汎用機・特殊車両12,その他9。海外売上比率49%。
→関連項目新キャタピラー三菱[株]パトリオットビッグ・ビジネス兵器工業

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