不明(読み)フメイ

デジタル大辞泉 「不明」の意味・読み・例文・類語

ふ‐めい【不明】

[名・形動]
はっきりわからないこと。明らかでないこと。また、そのさま。「不明な点をただす」「国籍不明
物事を見抜く力のないこと。「不明を恥じる」「すべて私の不明のいたすところ」
[類語]不明瞭灰色ぼんやりぼうっとぼうぼやっとぼけっとぽっとぼさぼさきょとんぽかんぽかりもやもやおぼろおぼろげ不鮮明朦朧もうろう模糊もこ茫漠ぼうばく茫茫ぼうぼうばく漠然ばくぜん不詳未詳未知未確認迷宮入り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不明」の意味・読み・例文・類語

ふ‐めい【不明】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. あきらかでないこと。はっきりしないこと。よくわからないこと。また、そのさま。不明瞭。不分明。
    1. [初出の実例]「日本の字さしの様に竹をきってけづりて、不明の処を表出するぞ」(出典:古文真宝桂林抄(1485頃)乾)
  3. 物事を見抜く力が足りないこと。才知が足りないこと。道理が行なわれないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「彗星又云、陰乱不明云々〈略〉天下政陰乱不明之時出也云々」(出典:玉葉和歌集‐嘉応元年(1169)四月一〇日)
    2. 「異朝には殷大甲不明なりしかば」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
    3. [その他の文献]〔史記‐宋微子世家〕
  4. 行方不明」「生死不明」などの略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「不明」の読み・字形・画数・意味

【不明】ふめい

愚か。

字通「不」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android