乗鞍火山帯(読み)ノリクラカザンタイ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「乗鞍火山帯」の意味・わかりやすい解説

乗鞍火山帯
のりくらかざんたい

北アルプス(飛騨(ひだ)山脈)上を、白馬(しろうま)大池、弥陀ヶ原(みだがはら)(立山(たてやま))、鷲羽岳(わしばだけ)、焼岳(やけだけ)、乗鞍岳、御嶽(おんたけ)山、上野(うえの)山(岐阜)と、北―南に連なる第四紀の火山帯。御嶽火山帯ともいう。最近は、乗鞍火山帯の名称は地理的分布の意味でしか用いられない。東日本火山帯の一部。乗鞍岳、御嶽山は大規模な成層火山であるが、他の火山は噴出物が比較的少量で、かつ、基盤の地形起伏に富み、あまり明瞭(めいりょう)な火山地形はみられない。溶岩は輝石、角閃(かくせん)石、黒雲母(くろうんも)を含む安山岩などが出現する。焼岳、御嶽山は近年も噴火した。

諏訪 彰・中田節也]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乗鞍火山帯」の意味・わかりやすい解説

乗鞍火山帯
のりくらかざんたい

本州の中央部を南北に走る火山帯。長野,岐阜,富山,新潟の県境にまたがる。飛騨山脈上に雲ノ平,焼岳 (2455m) ,乗鞍岳 (3026m) ,御岳山 (3063m) などの火山が噴出,噴出岩は輝石,複輝石,石英,黒雲母,角閃の各安山岩など多種。温泉も多く中部山岳国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「乗鞍火山帯」の意味・わかりやすい解説

乗鞍火山帯 (のりくらかざんたい)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

最新 地学事典 「乗鞍火山帯」の解説

のりくらかざんたい
乗鞍火山帯

Norikura volcanic zone

乗鞍火山列

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の乗鞍火山帯の言及

【火山帯】より

…さらに富士,那須,乗鞍の諸火山帯は長野県付近に集まるが,互いに近づくにつれて岩石の性質もほとんど共通になり,輝石安山岩と角セン石安山岩の共存が特徴である。
[乗鞍火山帯]
 本州中部の飛驒山脈(北アルプス)上をほぼ南北に走る火山帯。御嶽火山帯ともいい,東日本火山帯の一部をなす。…

※「乗鞍火山帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む