五加(読み)ウコギ

デジタル大辞泉 「五加」の意味・読み・例文・類語

うこぎ【五加/五木】

ウコギ科の落葉低木。幹には鋭いとげがあり、葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉雌雄異株初夏黄緑色の小花が散形に集まってつく。実は熟すと黒い。中国の原産。根皮を干したものを漢方五加皮ごかひといい、強壮薬とする。若葉食用ウコギ科の双子葉植物は約1650種が温帯から熱帯に分布し、タラノキヤツデキヅタチョウセンニンジンなども含まれる。 春》「おもひ出てさし木の―摘日かな/白雄

ご‐か【五加】

ウコギのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「五加」の意味・読み・例文・類語

うこぎ【五加・五加木】

  1. 〘 名詞 〙 ウコギ科の落葉低木。古く中国から渡来して人家に栽培され、時に野生化している。日本在来種のヤマウコギ(別名オニウコギ)に対してヒメウコギとも。高さ約二メートル。小さなとげのある灰白色の枝が多数分かれる。葉は五小葉からなる掌状複葉で濃緑色。初夏、黄緑色の小花が半球形に集まって咲く。果実は熟すと黒くなる。多く生垣に用い、若葉は食用とし、根の皮は五加皮(ごかひ)といい、滋養強壮剤として用いる。むこぎ。《 季語・春 》 〔康頼本草(1379‐91頃)〕

ご‐か【五加】

  1. 〘 名詞 〙 植物うこぎ(五加)」の漢名
    1. [初出の実例]「五茄 〈略〉五茄者草精也 和名牟古岐」(出典:本草和名(918頃))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「五加」の解説

五加 (ウコギ)

学名Acanthopanax sieboldianum
植物。ウコギ科の落葉低木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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