井上八千代(4世)(読み)いのうえやちよ[よんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「井上八千代(4世)」の意味・わかりやすい解説

井上八千代(4世)
いのうえやちよ[よんせい]

[生]1905.5.14. 京都
[没]2004.3.19. 京都
日本舞踊,京舞井上流家元。本名片山愛子。3世井上八千代の門弟となり,のち3世の孫で能楽師博通結婚。 1947年4世襲名。3世の高弟松本さだとともに,井上流を隆盛に導いた。 1955年重要無形文化財保持者。 1957年日本芸術院会員。 1975年文化功労者。 1990年文化勲章受章。

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世界大百科事典(旧版)内の井上八千代(4世)の言及

【猩々】より

…(4)江戸歌の曲名 長唄《寿二人猩々》を原曲として舞地に用いたもので,井上流に行われ,《猩々双の舞》とも《乱(双の舞)》ともいう。4世井上八千代振付。(5)一中節および山田流箏曲,清元の曲名 一中節は,1855年(安政2)8月,真国作詞,都一静作曲。…

※「井上八千代(4世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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