精選版 日本国語大辞典 「仏谷寺」の意味・読み・例文・類語
ぶっこく‐じ【仏谷寺】
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美保湾の北側奥に位置。龍海山と号し、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。島根半島は修験道には格好の場とされ、密教寺院として建てられた
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
島根県松江市美保関(みほのせき)町にある浄土宗の寺。竜海山三明院(さんみょういん)と号する。本尊阿弥陀如来(あみだにょらい)。聖徳太子の開基、空海の開山と伝えるが、寺伝では行基を開基とする。伝説によると、行基がこの地を巡錫(じゅんしゃく)中に海中に三つの怪火が現れ、土民は「三火(みほ)」といって恐れたので、これを封じるために仏像を刻み建立されたともいう。後鳥羽院(ごとばいん)と後醍醐(ごだいご)天皇が隠岐(おき)に遷幸されたときの仮行在所(あんざいしょ)とされたという。八百屋(やおや)お七の恋人、小姓の吉三(きちさ)はお七の処刑後、各地の寺にお七地蔵を立てたが、この地が最後の納所となった。吉三地蔵とその墓がある。薬師如来、日光・月光菩薩(がっこうぼさつ)、聖観音(しょうかんのん)菩薩、虚空蔵(こくうぞう)菩薩(以上すべて国重要文化財)の平安初期の5体の仏像がある。
[清水 乞]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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