伊勢崎[市](読み)いせさき

百科事典マイペディア 「伊勢崎[市]」の意味・わかりやすい解説

伊勢崎[市]【いせさき】

群馬県南部の市。1940年市制。利根川中流の北岸,関東平野北西部を占め,前橋市の南東に隣接する。中心市街は近世酒井氏の城下町赤城山南麓地方の市場町であった。両毛線が通じ,東武伊勢崎線の終点。養蚕地帯の一中心で,古くから伊勢崎銘仙産地として知られる。第2次世界大戦後はウール織物の生産も行われるが,1960年代後半からは工業団地造成が進み,輸送・電気・一般機器などの工業が発展,市の製造品出荷額の7割近く(2001)を占めるようになった。伊勢崎駅北方の華蔵寺公園には,総合スポーツ施設や遊園地があり,四季の花も多く,行楽客でにぎわう。2005年1月佐波郡赤堀町,町,東村編入。139.44km2。20万7221人(2010)。
→関連項目両毛線

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