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佐久間貞一 さくまていいち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佐久間貞一
さくまていいち

[生]弘化3(1846).5.15. 江戸
[没]1898.11.6. 東京
明治の実業家,印刷・出版業の先駆者。微禄の幕臣の子として生れ,戊辰戦争に際し彰義隊に参加した。明治維新後事業を志し,在留イギリス人から活版印刷の知識を得て,活字印刷と新聞の発行を計画した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

佐久間貞一【さくまていいち】

明治の実業家,活版印刷界の先覚者。幕臣の子として江戸に生まれた。彰義隊の生残りで,維新後は実業に投じ,1876年東京の西紺屋(にしこうや)町(現在の銀座2〜4丁目)に活版印刷所秀英舎(のちの大日本印刷)を設立。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

佐久間貞一 さくま-ていいち

1848-1898 明治時代の実業家。
嘉永(かえい)元年5月15日生まれ。もと幕臣。明治9年活版印刷所秀英舎(大日本印刷の前身)を,のち大日本図書,東洋移民会社などを創立。労働組合の育成や工場法の制定につとめ,30年労働組合期成会の評議員になる。日本のロバート=オーエンと称された。明治31年11月6日死去。51歳。江戸出身。

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朝日日本歴史人物事典の解説

佐久間貞一

没年:明治31.11.6(1898)
生年:嘉永1.5.15(1848.6.15)
明治時代の実業家。幕臣佐久間甚右衛門,妻ます子の子に生まれる。戊辰戦争に参加したが敗れ,徳川家に従い静岡に移住。保田久成に学んだのち,藩の命令で九州を視察,天草島民の北海道移住を援助した。自らも函館で物産業を営み,成功する。明治9(1876)年,保田,大内青巒らと共に活版印刷所秀英舎(大日本印刷株式会社の前身)を創立。また,西洋式の製版所生巧館,大日本図書株式会社など印刷出版関連会社も経営した。その他,東洋移民会社,国民貯蓄銀行など多くの事業の経営に当たった。早くから労働問題への理解が深く,11年労働者のための徒弟学校を開設し,22年には秀英舎で8時間労働制を実施するなど労働者の待遇改善や福祉に努力した。労働組合についても直接間接の援助をあたえた。日本のロバート・オーエンとも称された。<参考文献>豊原又男『佐久間貞一小伝』

(有山輝雄)

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世界大百科事典 第2版の解説

さくまていいち【佐久間貞一】

1848‐98(嘉永1‐明治31)
明治時代の開明的な実業家。幕府賄方佐久間甚右衛門の長男として江戸日本橋小伝馬町に生まれる。幼名,千三郎。安井息軒に学び,維新後さまざまの事業を行ったのち,1876年9月に今日の大日本印刷の前身,秀英舎を東京板橋におこし,その経営にあたった。日本の殖産興業をはかるという見地から同業組合商業会議所の育成に尽力するとともに,徒弟教育,職工資格の確定,職工保護政策,職工組合の必要を力説した。たんに工場法の必要を説くだけでなく,秀英舎において8時間労働,養老積立金,夏季休暇などを採用し,また97年労働組合期成会の評議員になるなど労働者団体の育成にも努めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佐久間貞一
さくまていいち
(1848―1898)

実業家。幕臣(賄方(まかないかた))佐久間甚右衛門の長子として江戸・日本橋に生まれる。幕府儒官安井息軒(やすいそくけん)に学び彰義隊にも加わる。明治維新後、北海道開拓事業などに携わるが、教部省出仕後の1876年(明治9)京橋に活版印刷所、秀英舎(現在の大日本印刷)を共同出資で設立。以後、印刷、出版事業を中核として各種の事業に関係した。当時の進歩的実業家として雑誌上に社会政策を論じ、東京市議会、東京商業会議所、農工商高等会議の各議員を務めて工場法制定に尽力した。さらに、89年自ら秀英舎において最初の印刷工組合を組織したり、多くの労働者保護施策を実行したところから、「日本のロバート・オーエン」と称される。[浅野俊光]
『豊原又男編著『佐久間貞一小伝』(1904・佐久間貞一君胸像建設事務所)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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