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催奇形性物質 さいきけいせいぶっしつ teratogens

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世界大百科事典 第2版の解説

さいきけいせいぶっしつ【催奇形性物質 teratogens】

生体に作用して胎児や新生児奇形を発生させる物質を催奇形性物質または催奇性物質という。奇形が発現する機序については,遺伝子突然変異染色体異常,核酸代謝異常,細胞膜異常,酵素の阻害や欠損,栄養やエネルギーの欠乏などが考えられ,このような変化に伴って細胞の死亡,細胞内の代謝や形態的分化の障害が起こり,奇形につながるものと考えられている。したがって男性側の精子に障害が起こされた場合に,女性側の卵子が健常な場合でも,受精が成立するときは奇形児が生まれることも理論上ありうるが,現実に催奇形性物質が問題となるのは,妊娠が成立してから各種の物質が母体に作用した結果奇形を発生する場合である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の催奇形性物質の言及

【奇形】より

…一方,後者によるものも多数存在し,化学物質,放射線,感染など,さまざまな化学的・物理的・生物的因子が奇形を誘発する。このような奇形を誘発する因子を催奇形性因子,物質を催奇形性物質と呼んでいる。これらのおもなものには,サリドマイドによるアザラシ肢症(薬剤ないし化学物質)や,原子爆弾症による小頭症(放射線),風疹による先天性心臓奇形(感染症)などがあげられる。…

※「催奇形性物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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