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先代萩 せんだいはぎ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

先代萩
せんだいはぎ

「伽羅先代萩 (めいぼくせんだいはぎ)」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

せんだいはぎ【先代萩】

歌舞伎狂言および浄瑠璃の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の通称。

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百科事典マイペディアの解説

先代萩【せんだいはぎ】

浄瑠璃・歌舞伎劇。本外題《伽羅(めいぼく)先代萩》。伊達(だて)騒動を脚色した作だが現行の台本はいくつかの浄瑠璃・歌舞伎脚本が混合して成立したもの。伊達綱宗を足利頼兼,原田甲斐を仁木(にっき)弾正の役名で脚色。
→関連項目お家物中村歌右衛門

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大辞林 第三版の解説

せんだいはぎ【先代萩】

歌舞伎・浄瑠璃「伽羅めいぼく先代萩」の通称。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

先代萩
せんだいはぎ

歌舞伎(かぶき)劇および人形浄瑠璃(じょうるり)の『伽羅(めいぼく)先代萩』の通称。伊達(だて)騒動に取材したもので、「伽羅」は史上の伊達綱宗(つなむね)が名木伽羅(きゃら)の下駄(げた)を履いたという巷説(こうせつ)に由来し、「先代萩」で仙台伊達藩と名産萩をきかせている。この名題(なだい)の最初は、1777年(安永6)4月大坂中(なか)の芝居初演の奈河亀輔(ながわかめすけ)作の歌舞伎脚本だが、翌年7月には累(かさね)の怪異伝説と結び付けた桜田治助・笠森(かさもり)専助合作の歌舞伎脚本『伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)』が江戸・中村座で、1785年(天明5)1月には松貫四(まつかんし)・高橋武兵衛・吉田角丸合作の浄瑠璃『伽羅先代萩』が江戸・結城(ゆうき)座で初演され、その後の歌舞伎ではこれらが合体して、今日『伽羅先代萩』の名題で上演される台本が成立した。役名は『伊達競――』に基づいて足利(あしかが)時代の人名を使い、足利頼兼(よりかね)(史上は伊達綱宗)、仁木(にっき)弾正(原田甲斐(かい))、渡辺外記左衛門(げきざえもん)(伊達安芸(あき))、山名宗全(酒井雅楽頭(うたのかみ))、細川勝元(板倉内膳正(ないぜんのしょう))などが登場する。
 定型となった歌舞伎台本は、頼兼が悪人一味に襲われるのを力士絹川谷蔵が救う「花水橋(はなみずばし)」、幼君鶴喜代を守護する乳人(めのと)政岡(まさおか)が仁木弾正の妹八汐(やしお)のため陥れられ、局(つぼね)沖の井と松島の機転で助かる「竹の間」、山名宗全の妻栄御前(さかえごぜん)が八汐と結んで鶴喜代を毒害しようとするのを、政岡が一子千松の犠牲で守り抜く「御殿」、政岡の手に入った一味の連判状を仁木が鼠(ねずみ)の妖術(ようじゅつ)で奪い返し、忠臣荒獅子男之助(あらじしおとこのすけ)の鉄扇を逃れて消える「床下(ゆかした)」、仁木らの悪事を問注所に訴えた渡辺外記左衛門の訴訟が細川勝元の裁きで勝つ「対決」、仁木が外記を刺し、自分も討ち取られ、足利家安泰となる「刃傷(にんじょう)」の以上六場。このうち「御殿」だけは義太夫(ぎだゆう)狂言の演出で、主役の政岡は自ら飯(まま)を炊くところの叙情味や、目前で愛児を殺されながら涙もみせず、1人になってからの愁嘆などの難技で、女方(おんながた)最高の大役とされる。その他の場面は純歌舞伎の形式で、5世松本幸四郎が演出を完成した敵役(かたきやく)の仁木をはじめ、荒事の男之助、明快な裁き役の勝元など、各役にしどころが多い。
 この狂言の人気によって「先代萩」が伊達騒動物の代名詞になり、河竹黙阿弥(もくあみ)が実録中心に書いた『早苗鳥伊達聞書(ほととぎすだてのききがき)』は『実録先代萩』、騒動の裏で悪党小助が活躍する作品(4世鶴屋南北原作、黙阿弥改訂)は『裏表(うらおもて)先代萩』の通称でよばれている。[松井俊諭]

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