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動物社会学 どうぶつしゃかいがくanimal sociology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

動物社会学
どうぶつしゃかいがく
animal sociology

動物の社会を研究する生態学の一分野。社会の定義は学者により異なるが,一般に個体相互間に深い有機的関連のある動物集団をさす。同種の個体間の関係すなわち種社会と,2種以上の異種個体間関係をも含めた種間社会とが区別されるが,前者をさす場合のほうが多い。種社会でも明瞭に秩序ある社会構造,たとえばニホンザル社会の順位制,リーダー制,鳥類なわばり制,アリ,ミツバチなどにみられる分業体制などについてよく研究されている。動物行動学とも深く関連する。

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世界大百科事典 第2版の解説

どうぶつしゃかいがく【動物社会学 animal sociology】

動物の社会的関係を明らかにする生物学の一部門。動物の社会について最初のまとまった書物を著したのはエスピナA.V.Espinas(1844‐1922)で,《動物の社会》は1878年に出版されている。しかし19世紀末から20世紀初頭にかけての科学主義・客観主義的な風潮のために,動物の社会を認めることは擬人的であるとの批判がおこり,約半世紀は沈黙の時代が続いた。欧米における動物社会の概念の定着には,ファーブルなどで代表されるナチュラル・ヒストリーの伝統と蓄積に加え,シェルデルプ・エッベT.Schjelderup‐Ebbe(1871‐1945)によるニワトリのつつきの順位についての研究,ホイーラーW.M.Wheeler(1865‐1937)らの社会性昆虫の研究,ハワードH.E.Howard(1873‐1940)らの鳥のなわばりの研究などを,動物社会についての先駆的な研究としてあげておく必要がある。

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大辞林 第三版の解説

どうぶつしゃかいがく【動物社会学】

生態学の一分野。動物の個体行動と個体群や進化との相互関係を対象とした学問。

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