デジタル大辞泉 「のみならず」の意味・読み・例文・類語 のみ‐なら‐ず [連語]《副助詞「のみ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消しの助動詞「ず」》1 …ばかりでなく。…だけでなく。「筆者のみならず世人も認めるところ」2 (いったん文を切ったあと、接続詞的に用いて)そればかりでなく。その上に。「彼は私にとって無二の親友だ。のみならず恩人でもある」[類語]さては・更に・然も・また・その上・おまけに・剰あまつさえ・加うるに・糅かてて加えて・それに・この上・かつまた・なおかつ・しかのみならず・そればかりか・それどころか・同時に・ひいて・それから・そして・そうして・次いで・して・次に・ついては・ひいては・それ故・だから・従って・よって・故に・すなわち・ですから・まして・なおさら・いわんや・余計・一層・もっと・ますます・いよいよ・より・も少し・もう少し・ずっと・なお・一段・弥いやが上に・数段・段違い・層一層・しのぐ・もそっと・今少し・ぐんと・ぐっと・うんと・だいぶ・余程・遥か・ひとしお・うたた・尚尚なおなお・尚なお以て・更なる・ひときわ・いや増す・且つ・さなきだに・勿論・元より・当然・もっとも・無論・まさに・当たり前・ご無理ご尤もっとも・言うまでもない・言わずもがな・言を俟またない・論を俟またない・然さもありなん・無理もない・無理からぬ・自然・至当・自明・歴然・歴歴・一目瞭然・瞭然・灼然しゃくぜん・明らか・明明白白・定か・明快・はっきり・明瞭・画然・顕然・まさしく・必至・疑いなく・然るべき・すべからく・言うに及ばず・言えば更なり・言うもおろか・論無し・推して知るべし・隠れもない・紛れもない・理の当然・必然・妥当・自明の理・それもそのはず・ご尤もっとも・尤もっとも至極・尤もっとも千万・宜うべなるかな・むべなるかな・合点・唯唯諾諾・首肯・宜うべなう・賛成・賛同・果たして・果たせるかな・更にも言わず・至極・言わずと知れた・違いない・くっきり・諸手を挙げる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「のみならず」の意味・読み・例文・類語 のみ‐ならず ( 副助詞「のみ」に断定の打消「ならず」が付いたもの ) ばかりでなく。だけでなく。① 体言または活用語の連体形を受ける。[初出の実例]「すさまじきのみならず、いとにくくわりなし」(出典:枕草子(10C終)二五)② ( ①から転じて ) 文頭において接続詞的に用いる。[初出の実例]「お定の言ふことなど耳には入らなかった。而已(ノミ)ならず、〈略〉彼の悲い姿は、家に帰ってからも仍面影に立添ってゐた」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by