其れ許りか(読み)ソレバカリカ

デジタル大辞泉 「其れ許りか」の意味・読み・例文・類語

そればかり‐か【×其れ許りか】

[副]すでに相当の程度であるのに、その上さらに。「君の利益にはならないし、其れ許りか全体の損失になる」
[類語]さては然もその上この上かつかつまたまたなおかつおまけに加うるにのみならずしかのみならずそれどころかてて加えて同時に更にあまつさえそれにひいてそれからそしてそうして次いでして次についてはひいてはそれ故だから従ってよって故にすなわちですからましてなおさらいわんや余計一層もっとますますいよいよよりも少しもう少しずっとなお一段いやが上に数段段違い層一層しのぐもそっと今少しぐんとぐっとうんとだいぶ余程遥かひとしおうたた尚尚なおなおなお以て更なるひときわいや増すさなきだに

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精選版 日本国語大辞典 「其れ許りか」の意味・読み・例文・類語

そればかり‐か【其許か】

  1. 〘 副詞 〙 ある物事結果が相当の程度であるのに、さらにそれに輪をかけて別の物事が起こったことを表わす。到底その程度のことではすまないでさらに。
    1. [初出の実例]「出戻りの身分で、しかも主人の妹の身分で、蔵の中にはひって、そればかりか男と話をするなどとは、奉公人への示しがつかないではないか」(出典:蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉)

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