デジタル大辞泉 「然も」の意味・読み・例文・類語
しか‐も【▽然も/×而も】

1 前述の事柄を受けて、さらに別の事柄を加えるときに用いる。その上。「あの方は私の恩師で、―命の恩人だ」
2 前述の事柄を受けて、それに反する帰結を付け加えるときに用いる。それなのに。それでも。「あれだけ練習して、―勝てなかった」

「三輪山を―隠すか雲だにも心あらなも隠さふべしや」〈万・一八〉
[類語](

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...