扨は(読み)サテハ

デジタル大辞泉 「扨は」の意味・読み・例文・類語

さて‐は

[接](「扨は」「扠は」「偖は」とも書く)
列挙した物事に追加するのに用いる。さらにそのうえ。それ以外にも。「飲んだり食べたり、さてはタクシー代まで払わされた」
前の発言を受けて、ある判断を導く語。それでは。それなら。
一人も持ち侍らずと答へしかば、―もののあはれは知り給はじ」〈徒然・一四二〉
[感]思い当たることがあったときに発する語。それでは。そうすると。「さては、はかられたか」
[副]そのような状態では。そのままでは。
「―過ぐし給ひてむや」〈末摘花
[類語]そのうえそれに且つしかもてて加えてあまつさえ更にかつまたなおかつおまけに加うるにのみならずしかのみならずそればかりか同時にこの上またそれどころかましてなおさらいわんや余計一層もっとますますいよいよよりも少しもう少しずっとなお一段いやが上に数段段違い層一層しのぐもそっと今少しぐんとぐっとうんとだいぶ余程遥かひとしおうたた尚尚なおなおなお以て更なるひときわいや増すさなきだにそれではそうするとそれならそうしたらではするととするととすればそんなら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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