ア・アレとワ・ワレとの相違については諸説あるが、大別すると二つになる。一つは、ア・アレは古く、ワ・ワレは新しいとする説、一つは、アガとワガとが限定する語に差が認められることから、ア系は私的で親愛の情を含み、個としての(単数的・孤独的)自分を示すのに対し、ワ系は公的で一般的用語であり、同質社会における複数の中の一人としての自分を示すとする説である。



(さい)、祝
を収めた器の形。その器に固く蓋して、祝
の呪能を守るもので、
(まも)る意。金文には五を二重にした形のものがある。〔説文〕二上に「我自ら
(い)ふなり」と一人称代名詞とする。〔毛公鼎〕に「王身を干吾(かんぎよ)せよ」とあって、干吾は
の初文。吾を一人称に用いるのは仮借。金文の〔也
(やき)〕に「吾が考(ちち)」という語が両見し、所有格の用法である。主格・目的格には我を用いることが多い。
・圄・悟・
など十五字を収める。おおむね吾の声義をとる。語は言が攻撃的であるのに対して、防禦的な言語。
は守る。圉も圉禁、守ることをいう。
・圄・圉ngiaは声義が近い。また我ngai、
ngangは、一人称代名詞に用いる。
は〔詩〕〔書〕にみえるが、金文にはみえない。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...