善意・悪意(読み)ぜんいあくい

世界大百科事典 第2版の解説

ぜんいあくい【善意・悪意】

法律用語としては,ある事情を知らないことを善意,知っていることを悪意という。倫理的な意味での善悪という要素は含まれていない。善意者は保護され,その責任を軽減されるのが私法上の一般原則である。たとえば,(1)ABとが謀してなした虚偽の意思表示は無効であるが,その無効はこれをもって〈善意ノ第三者〉(A・B間の取引が虚偽表示であることを知らない第三者)Cに対抗することができないとされる場合(民法94条。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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