(読み)カイ

デジタル大辞泉 「塊」の意味・読み・例文・類語

かい【塊】[漢字項目]

常用漢字] [音]カイ(クヮイ)(呉)(漢) [訓]かたまり つちくれ
かたまり。「塊根塊状金塊血塊山塊団塊土塊肉塊氷塊
難読石塊いしくれ石塊いしころ

くれ【塊】

かたまり。多く他の名詞の下に付いて、複合語として用いられる。「土」「石

ほど【塊/塊芋】

ホドイモ別名

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精選版 日本国語大辞典 「塊」の意味・読み・例文・類語

ほど【塊・塊芋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ビャクブの塊根のこと。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. 植物はこねしだ(箱根羊歯)」の異名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  4. 植物「ほどいも(塊芋)」の異名。
    1. [初出の実例]「土芋 或説保土 出甲州」(出典:多識編(1631)三)

くれ【塊】

  1. 〘 名詞 〙 かたまり。多く、土の小さいかたまりなどにいう。また、造語要素のように「土くれ」「石くれ」などと熟して用いられる。
    1. [初出の実例]「五貫にかふたるかたびら、くれがつくともはやせや地しろのかたびら」(出典:歌謡・田植草紙(16C中‐後)昼哥四番)

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普及版 字通 「塊」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(異体字)
5画

[字音] カイ(クヮイ)
[字訓] つちくれ・かたまり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は鬼(き)。〔説文十三下正字とし「(はく)なり」と訓し、前条に「は塊なり」という。鬼頭は大、鬼声の字におおむねその声義がある。

[訓義]
1. つちくれ、つち、かたまり。
2. 傀と通じ、ひとりのさま、安らかなさま。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕塊 久保(くぼ) 〔名義抄〕塊 ツチクレ 〔立〕塊 ツチクレ・ホル・クボ・クル・エラブ

[熟語]
塊偉塊鞠塊坐・塊子塊然・塊・塊土塊独塊阜塊磊
[下接語]
一塊・銜塊・血塊・塊・山塊・受塊・如塊・石塊積塊・大塊・垤塊・土塊・肉塊・塊・磊塊塁塊・歴塊・臠塊

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動植物名よみかた辞典 普及版 「塊」の解説

塊 (ホド)

学名:Apios fortunei
植物。マメ科のつる性多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

岩石学辞典 「塊」の解説

クロット

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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