日本歴史地名大系 「安土城跡」の解説
安土城跡
あづちじようあと
安土山(一九九メートル)に織田信長が築いた山城。国指定特別史跡。永禄一一年(一五六八)近江に侵入した信長は江北の浅井氏を懐柔、江南の六角氏を攻略し、いったんは近江を掌握した。しかし、元亀元年(一五七〇)四月には浅井氏・朝倉氏・六角氏に本願寺・一向一揆を加えた反織田勢力が近江各地に挙兵する。このとき信長は中川重政を「安土城」に配して江南の鎮圧にあたらせている(信長公記)。当地は中世東海道の脇街道であった
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報